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2024.02.13
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『居場所のなさを旅しよう』が『週刊読書人』で書評されました!
2024.01.26
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『居場所のなさを旅しよう』が『月刊経団連』で紹介されました!
2024.01.05
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『居場所のなさを旅しよう』が朝日新聞「折々のことば」で紹介されました!
2023.12.28
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2023.12.28
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Let’s Travel to a place of no place
0001.04.02
新刊
居場所のなさを旅しよう (単行本)
「友だちがいないやつは格好悪い」「居場所がないことは恥ずかしい」――そんなふうに悩むあなたへ。
どこにも所属できない居心地の悪さについて、
〔推薦コメント〕
きみが、いま、つらいなら、
それは自由のとば口に立っているのだ。
どこにもいられないことは、
どこにだって行けること。
これは、きみのために書かれた、
まだここにない場所の地図。
――斉藤倫(詩人)
【「はじめに」より】
私は、一九歳のとき、初めての外国、イギリスへと旅立ちます。それを皮切りに、アメリカ、ドイツ、スイス、韓国、中国、シンガポール、南アフリカ、ドバイと旅を続けてきました。もし、自分の居る場所が心地よいものだったら、こんなに旅をしなかったでしょう。旅をとおして、私は多くの人に出会い、心を許せる友人も得ました。旅をしなかったら、これらの素晴らしい出会いはなかったでしょう。
だから私は今こう思っています。居場所がなくても、若い人はそんなこと気にしなくていい。なぜならば、居場所のなさを感じている者同士が出会い、勇気をもって心を相手に開くとき、その居場所のなさの感覚こそが新たな絆をもたらしてくれるからです。この本は、居場所のない私が、あちこち旅をした記録であり、心の軌跡でもあります。今自分が居る場所がなんだかしっくりこない人が、これを読んで「ああ、自分も生きていくことができる」「道はある」と思ってくれたらうれしいです。
★webマガジン「せかいしそう」で「はじめに」の全文を試し読
はじめに
◆アウトサイダーになって
第1章 異星人としての経験――夏目漱石とデヴィッド・ボウイ
第2章 アイデンティティとは何か――スチュアート・ホールとホミ・K・バーバ
第3章 トランスナショナルな生き方――ベネディクト・アンダーソンとガヤトリ・スピヴァク
第4章 他者に出会うこと――エマニュエル・レヴィナス、ハンナ・アーレント、そしてアウシュヴィッツ
◆「あなた」を探して
第5章 自分のなかにいる他者――ジミ・ヘンドリックス
第6章 「居心地の悪さ」を引き受ける――ジークムント・フロイトとエドワード・サイード
第7章 わからなくてもステイ・ウィズ・ユー――C・G・ユングと孫、そして東日本大震災
第8章 メッセージをどう届けるか――タラル・アサドと酒井直樹
◆日本から離れて
第9章 日本から距離をとる――西川長夫と村上春樹
第10章 故郷はどこにあるか――尹海東とポストコロニアル
第11章 日本のなかにある見えない場所――被差別部落と太鼓
第12章 居場所のなさを生き切る――藤間生大と東アジア
おわりに
あとがき
◆アウトサイダーになって
第1章 異星人としての経験――夏目漱石とデヴィッド・ボウイ
第2章 アイデンティティとは何か――スチュアート・ホールとホミ・K・バーバ
第3章 トランスナショナルな生き方――ベネディクト・アンダーソンとガヤトリ・スピヴァク
第4章 他者に出会うこと――エマニュエル・レヴィナス、ハンナ・アーレント、そしてアウシュヴィッツ
◆「あなた」を探して
第5章 自分のなかにいる他者――ジミ・ヘンドリックス
第6章 「居心地の悪さ」を引き受ける――ジークムント・フロイトとエドワード・サイード
第7章 わからなくてもステイ・ウィズ・ユー――C・G・ユングと孫、そして東日本大震災
第8章 メッセージをどう届けるか――タラル・アサドと酒井直樹
◆日本から離れて
第9章 日本から距離をとる――西川長夫と村上春樹
第10章 故郷はどこにあるか――尹海東とポストコロニアル
第11章 日本のなかにある見えない場所――被差別部落と太鼓
第12章 居場所のなさを生き切る――藤間生大と東アジア
おわりに
あとがき
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定価1,870円
(本体1,700円)