キリスト教文学を学ぶ人のために

キリスト教文学を学ぶ人のために
著者 安森 敏隆
吉海 直人
杉野 徹
ジャンル 外国語・外国文学・芸術
シリーズ 学ぶ人のために
出版年月日 2002/09/20
ISBN 9784790709534
判型・ページ数 4-6・328ページ
定価 2,420円(本体2,200円)
在庫 絶版

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聖書受容のあり方を問いながら、いかに日本における近代的個我と近代科学の礎を形作ったかを小説・詩歌・評論など多くのジャンルの日本近代文学や英米文学を通して斯界の錚々たる論者が追究した斬新にして平明なキリスト教文学入門書である。
I キリスト教文学を読む[佐藤泰正]
II キリスト教文学を解く[小玉晃一]
III 対談 新しいイエス像を求めて[笠原芳光・安森敏隆]
IV キリスト教文学の新視角
 1キリスト教と文学のかかわり[兒玉實英]/2「新訳の平野」はどこに[山野上純夫]/3さまよえる罪人[杉野徹]/4キリスト教と日本文学の新視角[吉海直人]/5死の受容[甲元洋子]/6漱石とキリスト教[本井康博]/7「和魂洋才」への疑問[剣持武彦]
V 名作への案内
 『ロビンソン・クルーソー』北垣宗治/「新島襄の短歌」安森敏隆/『旧新約聖書』中村信博/『十二の石塚』兒玉實英/『天路歴程』近藤十郎/『イーノック・アーデン』杉野徹/『不如帰』槙林滉二/『みだれ髪』上田 博/『クリスマス・キャロル』西條隆雄/『緋文字』斎藤幸子/『邪宗門』瀧本和成/『獄中記』山田正章/『大津順吉』生井知子/『こゝろ』細川正義/『出家とその弟子』槙林滉二/「奉教人の死」國末泰平/『或る女』宮野光男/『新生』細川正義/「安土城記」上田 博/『失楽園』小山薫/『銀河鉄道の夜』中野新治/「芥川龍之介と志賀直哉」田中俊廣/『風立ちぬ』宮坂覺/『白鯨』岩山太次郎/「焼跡のイエス」安森敏隆/「ヴィヨンの妻」國末泰平/「『罪と罰』についてII」中野新治/『長崎の鐘』奥野政元/『おお、開拓者よ』堀千和子/『水葬物語』安森敏隆/『事件の核心』森田明春/『野火』奥野政元/「ぞうさん」中野新治/「ひかりごけ」安森敏隆/『草の花』真銅正宏/「マチウ書試論」中野新治/『灰の水曜日』兒玉實英/『美しい女』真銅正宏/『エデンの東』松村延昭/『八月の光』福田京一/『ブライズヘッドふたたび』都留信夫/『蠅の王』風間末起子/『氷点』笠井秋生/『沈黙』笠井秋生/「風に乗る鷹(長元坊)」緒方登摩/『無名碑』笠井秋生/『或る聖書』宮坂覺/『鳩の翼』橋本雅子/『背教』宮野光男/『愛はあまりにも若く』中村妙子/『装いせよ、わが魂よ』高桑法子/『新しい人よ眼ざめよ』奥野政元/『しばしの間は』風呂本武敏/『地に火を放つ者』宮坂覺/『巡礼の島』杉野徹/『日蝕』高桑法子
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