椹木 野衣

名前 椹木 野衣
カナ サワラギ ノイ

プロフィール

1962年埼玉県生まれ。
故郷の秩父で音楽と出会い、京都の同志社で哲学を学んだ盆地主義者。
美術批評家として会田誠、村上隆、ヤノベケンジら
現在のアート界を牽引する才能をいち早く見抜き、発掘してきた。
既存のジャンルを破壊する批評スタイルで知られ、
蓄積なしに悪しき反復を繰り返す戦後日本を評した
「悪い場所」(『日本・現代・美術』新潮社)という概念は、
日本の批評界に大きな波紋を投げかけた。
ほかにも読売新聞(2010-2011)、朝日新聞(2017-)の書評委員として
あらゆる分野にわたる書評多数。
多摩美術大学教授にして岡本太郎「芸術は爆発だ!」の精神的継承者。
芸術人類学研究所所員も務める。1児の父。

おもな著書に、『シミュレーショニズム』(増補版はちくま学芸文庫)、
『反アート入門』『アウトサイダー・アート入門』(ともに幻冬舎)、
『太郎と爆発』(河出書房新社)、『後美術論』(美術出版社、第25回吉田秀和賞)、
『震美術論』(美術出版社、平成29年度芸術選奨文部科学大臣賞)。