戦後詩のポエティクス 1935~1959
荒地派を中心に第一次戦後派の詩の世界を、『LUNA』『LE BAL』『純粋詩』などの一次資料を通して読み解く。戦後詩を「戦後」に囲い込むのではなく、戦前の都市モダニズム詩の継承と切断として捉え直す試み。基本資料の図版とガイドも充実。
■I 戦後詩人の戦中と戦後 ― 表現意識の継承と切断 和田博文
都市モダニズム詩からの出発
「大東亜」幻想と「純粋なエスプリ」
戦争下の死意識と思想性への転換
戦後詩のポエティクス ― 実存の主題化
戦争責任論から広義の戦後詩へ
■II 戦争詩・戦後詩の基本資料 ― 図版とガイド五〇冊
(和田博文・青木亮人・川勝麻里・小泉京美・田口麻奈・名木橋忠大・早川芳枝)
若いモダニストたちの挫折と死(解説 小泉)
戦時下のアンソロジー(解説 早川)
空襲/敗戦/焼跡(解説 青木)
戦後詩論・思想論(解説 川勝)
荒地派と一九五〇年代(解説 田口)
講座・全集と世代間のヘゲモニー(解説 青木)
戦後のアンソロジー(解説 川勝)
戦後詩集のテーマと表象(解説 名木橋)
■III 戦後詩の言語空間 ― 一九五〇年代末までの軌跡
鮎川信夫 ― 〈戦後詩〉の生成の場としての『純粋詩』 杉浦静
安東次男 ― マチエールとしての言葉 内海紀子
石原吉郎 ― シベリアへの記憶の詩学 西村将洋
北村太郎 ― 評論から派生する詩 井原あや
木原孝一 ― 虚ろな器 藤本寿彦
黒田三郎 ― 「生」を奪還する試み 水谷真紀
関根 弘 ― 社会の矛盾に対抗し真実に向かって闘い続ける詩人 増田周子
田村隆一 ― 理解不可能な死と転移する人称 熊谷昭宏
中桐雅夫 ― 見え過ぎた「眼」の詩人 鈴木貴宇
三好豊一郎 ― 肉体に刻んだ荒地 宮崎真素美
吉本隆明 ― 思索と詩作の間で 疋田雅昭
■IV 水先案内
戦後詩人作品年表(一九三五~一九五九) 和田博文
参考文献一覧 早川芳枝
戦後詩からの旅、戦後詩への旅
索引(人名/書名・紙誌名)
編者・執筆者紹介
都市モダニズム詩からの出発
「大東亜」幻想と「純粋なエスプリ」
戦争下の死意識と思想性への転換
戦後詩のポエティクス ― 実存の主題化
戦争責任論から広義の戦後詩へ
■II 戦争詩・戦後詩の基本資料 ― 図版とガイド五〇冊
(和田博文・青木亮人・川勝麻里・小泉京美・田口麻奈・名木橋忠大・早川芳枝)
若いモダニストたちの挫折と死(解説 小泉)
戦時下のアンソロジー(解説 早川)
空襲/敗戦/焼跡(解説 青木)
戦後詩論・思想論(解説 川勝)
荒地派と一九五〇年代(解説 田口)
講座・全集と世代間のヘゲモニー(解説 青木)
戦後のアンソロジー(解説 川勝)
戦後詩集のテーマと表象(解説 名木橋)
■III 戦後詩の言語空間 ― 一九五〇年代末までの軌跡
鮎川信夫 ― 〈戦後詩〉の生成の場としての『純粋詩』 杉浦静
安東次男 ― マチエールとしての言葉 内海紀子
石原吉郎 ― シベリアへの記憶の詩学 西村将洋
北村太郎 ― 評論から派生する詩 井原あや
木原孝一 ― 虚ろな器 藤本寿彦
黒田三郎 ― 「生」を奪還する試み 水谷真紀
関根 弘 ― 社会の矛盾に対抗し真実に向かって闘い続ける詩人 増田周子
田村隆一 ― 理解不可能な死と転移する人称 熊谷昭宏
中桐雅夫 ― 見え過ぎた「眼」の詩人 鈴木貴宇
三好豊一郎 ― 肉体に刻んだ荒地 宮崎真素美
吉本隆明 ― 思索と詩作の間で 疋田雅昭
■IV 水先案内
戦後詩人作品年表(一九三五~一九五九) 和田博文
参考文献一覧 早川芳枝
戦後詩からの旅、戦後詩への旅
索引(人名/書名・紙誌名)
編者・執筆者紹介