翻訳の文学

東アジアにおける文化の領域

翻訳の文学
著者 南 富鎭
ジャンル 外国語・外国文学・芸術
出版年月日 2011/06/20
ISBN 9784790715306
判型・ページ数 4-6・294ページ
定価 3,190円(本体2,900円)
在庫 絶版

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文学の翻訳がもつ政治性や文化性を究明し、東アジア(韓国・日本・中国)の錯綜する多様な文学・文化状況を比較の目線から皮膚感覚で伝える。東アジアの三ヵ国に在住し、各言語をこなす著者ならではの文学論、文化論の核心をなす。
まえがき ― 「易地思之」

●第一部 翻訳の文化
第一章 〈翻訳〉の政治性 ― 戦時期における朝鮮文学の翻訳をめぐって
第二章 李孝石「落葉? ????」における翻訳問題
第三章 松本清張の朝鮮と韓国における受容
第四章 松本清張と鳥居龍蔵 ― 官学に対抗する不遇な在野学者像
第五章 中国小学校教科書「語文」にみる朝鮮

●第二部 文化の翻訳
島尾敏雄と慶州
つげ義春「李さん一家」
朝鮮文学長編小説の日本語翻訳について
三谷憲正『オンドルと畳の国 ― 近代日本の〈朝鮮観〉』
鎖国ノススメ ― 鬱病者の中国滞在記
劉暁峰『日本的面孔(日本の素顔)』を読んで
私の「焼津にて」

あとがき ― 「刻舟求剣」

初出一覧・索引

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