イギリス・ロマン派の研究

イギリス・ロマン派の研究
著者 薬師川 虹一
ジャンル 外国語・外国文学・芸術
出版年月日 2000/04/30
ISBN 9784790707943
判型・ページ数 A5・584ページ
定価 8,800円(本体8,000円)
在庫 絶版

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四〇年以上に亘るロマン派詩人たちとの付き合いを「文字は殺しますが」という言葉を唱えながら言霊を読み取ることに専心し、かつ個々の詩人たちと見ないで一つの流れを形成する人々の群れと見た。わが国における屈指のロマン派研究書である。
序 論 「文字は殺しますが」
総 論
[I]イギリス・ロマン派の世界の概観
  ― 自然と人間との関係を中心に ―
 (1)ポープの自然と人間/(2)トムソンの自然と人間/(3)グレイの自然と人間
 (4)ブレイクの自然と人間/(5)コールリッジの自然と人間/(6)ワーズワース
 の自然と人間/(7)バイロンの自然と人間/(8)シェリーの自然と人間/
 (9)キーツの自然と人間
[II]ロマン派時代の社会的背景と詩人
  ― 社会的背景を中心に ―
 (1)ロマン派詩人と街頭民謡詩人の役割/(2)ブレイク、ワーズワース、街頭
 民謡詩人/(3)街頭民謡と産業革命の時代
各 論
[I]ワーズワース
 (1)『叙情民謡集』(Lyrical Ballads)を考える/(2)Lyrical Balladsを読む/
 (3)“The Thorn”を読む/(4)パストラルを考える/(5)「描く」ということ/
 (6)「描く」ということ(続)
[II]コールリッジ
 (1)Key Wordとしての natura naturans/(2)コールリッジの「自然」/
 (3)コールリッジの詩学/(4)Pantisocracyとコールリッジの詩学/
 (5)コールリッジの詩学と政治学
[III]バイロン
 (1)「時」の諸相/(2)袋小路からの脱出/(3)バイロンの国会演説=ラダイト
 騒乱/(4)バイロンの国会演説=アイルランド問題/(5)JobとManfred/
 (6)バイロンの語り口を考える
[IV]P.B.シェリー
 (1)初期のゴシック小説/(2)初期のシェリーを読む/(3)「満たされぬ
 空洞」/(4)「博愛」という名の仮面
[V]J.キーツ
 (1)Negative Capabilityについて/(2)想像力について/(3)虚構の真実/
 (4)キーツ
結 論
むすび/参考文献/図版出典一覧/索引

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