イギリス詩を学ぶ人のために

詩の魅力の在りか、韻律法やオード・ソネット・バラッドを概観し、『カンタベリ物語』から現代詩まで各時代を画する代表的詩人三十名の生涯と珠玉の作品各二篇の解読を通して、イギリス的精神文化・詩空間へ当代きっての研究者がいざなう。

はじめに　(小泉博一)
序　章　英詩の魅力　(安田章一郎)
第１章　韻律法について　(桂山康司)
第２章　詩型について
　第１節　ソネットについて　(岡田岑雄)
　第２節　オードについて　(村井美代子)
　第３節　バラッドについて　(山中光義)
第３章　チョーサー　(斎藤 勇)／第４章　スペンサー　(福田昇八)
第５章　シェイクスピア　(佐野俊彦)／第６章　ジョン・ダン　(久野幸子)
第７章　ミルトン　(桂山康司)／第８章　ジョン・ドライデン　(高谷 修)
第９章　アレグザンダー・ポウプ　(福本宰之)
第10章　ウィリアム・ブレイク　(柏木俊和)
第11章　ウィリアム・ワーズワス　(吉田正憲)
第12章　S.T.コールリッジ　(杉野　徹)／第13章　バイロン　(東中稜代)
第14章　P.B.シェリー　(原田　博)／第15章　ジョン・キーツ　(笠原順路)
第16章　テニスン　(西前美巳)／第17章　ロバート・ブラウニング　(桂 文子)
第18章　エドワード・リア　(Reggie Watters)
第19章　トマス・ハーディ　(内田能嗣)
第20章　クリスティナ・ロセッティ　(飯沼万里子)
第21章　G.M.ホプキンズ　(山田泰広)／第22章　W.B.イェイツ　(宮内 弘)
第23章　エドワード・トマス　(飯田 操)／第24章　A.E.ハウスマン　(東中稜代)
第25章　T.S.エリオット　(安田章一郎)／第26章　W.H.オーデン　(風呂本武敏)
第27章　ディラン・トマス　(川野美智子)
第28章　ジョン・ベッチェマン　(小泉博一)
第29章　フィリップ・ラーキン　(櫻井正一郎)
第30章　テッド・ヒューズ　(小泉博一)／第31章　シルビア・プラス　(加茂映子)
第32章　シェイマス・ヒーニー　(薬師川虹一)
あとがき　　(東中稜代)
参考文献／索引／Acknowledgements