中国書法史を学ぶ人のために

中国書法史に関する研究論文をまとめようとする際に拠り所となる待望の書。研究の心構えと方法に始まり、時代別・分野別に大別して各章を概観・研究史の概要・資料解説の三部で構成、詳細かつ平易な解説を施した国内外初の中国書法史研究入門。

序論　中国書法史を研究するための心構えと方法について〔杉村邦彦〕
I 時代別
　第１章／殷・周〔浦野俊則〕
　第２章／秦・漢〔岡村 浩〕
　第３章／魏・晋・南北朝　第一～三節〔塚本 宏〕・第四節〔福田哲之〕
　第４章／隋・唐・五代〔源川 進〕
　第５章／宋・元〔大野修作〕
　第６章／明〔下野健児〕
　第７章／清〔澤田雅弘〕
　第８章／中華民国〔中村伸夫〕
　第９章／近代日中書法交流史〔魚住和晃〕
II 分野別
　第１章／金石学〔石田 肇〕
　第２章／法帖学〔牛丸好一〕
　第３章／篆刻学〔神野雄二〕
　第４章／書画融合〔塘 耕次〕
　第５章／書と題跋〔鈴木洋保〕
　第６章／古籍版刻書法〔祁 小春〕
　第７章／書法雑誌・書法新聞〔河内利治〕
　第８章／近代日本における中国書蹟の収蔵家とその収蔵〔弓野隆之〕