被虐待児童への支援論を学ぶ人のために

被虐待児童への支援論を学ぶ人のために
著者 加茂 陽
ジャンル 社会
シリーズ 学ぶ人のために
出版年月日 2006/05/20
ISBN 9784790711933
判型・ページ数 4-6・304ページ
定価 2,200円(本体2,000円)
在庫 在庫あり

この本に関するお問い合わせ・感想

子どもを虐待してはならない、絶対に! 誰もがそう思っていて、なぜ悲惨な事態が繰り返されるのか。本書は、被虐待児童への支援の理論と実践について具体的かつ詳細に議論することで、学問としての支援論を学習する方向性を明らかにする。
はじめに

第1章 被虐待児童への支援の基礎理論[加茂 陽]
 1 問題提起と将来への方向性
 2 虐待問題への関与を試みる新たなソーシャルワーク理論の枠組み

第2章 被虐待児童への支援技法とその体系化[大下由美]
 1 変容技法の特性(マクロレベルとミクロレベルの循環論)
 2 具体的変容技法の体系化
 3 まとめ

第3章 虐待された児童への支援理論の系譜
 1 「心理化」する「児童虐待の誕生」の系譜
     ― 児童ソーシャルワークの思想史 ― [木原活信]
 2 今日の被虐待児童への支援論
     ― 精神保健の立場から ― [槇野葉月]

第4章 事例研究
 1 被虐待児童とその家族への支援[加茂 陽、森光珠紀]
 2 児童養護施設で暮らす被虐待児童への処遇法
     ― ナラティブ・アプローチ ― [加茂 陽、前田佳代、大下由美]
 3 地域と被虐待児童への支援
     ― コミュニケーション・システム過程のネットワークの視点から ―
                                    [大下由美]
 4 児童虐待と世代間システム[川本和司]
 5 児童の虐待と引きこもり[松岡伸子]
 6 支援論の評価と吟味
     ― 「児童虐待問題の事例」を読み解くために
             知っておくべきいくつかのこと ― [横田恵子]

第5章 最後に ― 残された課題 ― [加茂 陽]
 1 ハートマン、レアードたちの虐待の臨床的研究の長所と短所
 2 求められる批判的吟味

学習案内文献
索引
編者・執筆者紹介

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