ソーシャルワーク理論を学ぶ人のために

ソーシャルワーク理論を学ぶ人のために
著者 加茂 陽
ジャンル 社会
シリーズ 学ぶ人のために
出版年月日 2000/09/10
ISBN 9784790708278
判型・ページ数 4-6・288ページ
定価 2,090円(本体1,900円)
在庫 絶版

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ソーシャルワークの理論家や実践者が、モダンからポストモダンまでの援助理論に依拠した一連の援助モデルを提示し、かつ理論と技法を平易な言葉で紹介・吟味する。社会福祉教育や実践に有用な最新の理論と事例による必携の基礎文献である。
第1章 ソーシャルワーク理論と実践 … 加茂 陽
 はじめに/1 科学的援助方法論の2つの潮流
 2 科学志向のソーシャルワーク理論の吟味/3 技法論
 4 スタートライン作りを目指す挑戦的言説
第2章 システムズ理論とサイバネティクス … 村上雅彦
 はじめに/1 歴史的文脈(パラダイムの転換)/2 理論体系
 3 実践への応用/4 批判的吟味と発展
 5 ソーシャルワークとシステムズ理論
第3章 ナラティヴ・モデルとソーシャルワーク … 木原活信
 はじめに/1 予備的定義/2 歴史的文脈/3 哲学的基礎
 4 理論体系/5 臨床上における「物語」の概念と戦略
 6 実践への応用例とその検証方法/7 批判的吟味/結 語
第4章 行動変容アプローチ … 三原博光
 はじめに/1 障害者に対する従来のソーシャルワークの援助アプローチ
 2 行動変容アプローチの特徴/3 行動変容技法について
 4 行動変容アプローチの実践事例/5 課 題
第5章 エンパワーメント … 久保美紀
 1 問題の所在/2 エンパワーメントとソーシャルワーク
 3 エンパワーメントの哲学的基盤/4 エンパワーメント理論
 5 エンパワーメントのためのアセスメント
 6 エンパワーメントに向けての介入技法
 7 エンパワーメントへの批判的考察
第6章 小集団理論―グループワークとはなにか … 横山 穰
 1 グループワークの目的/2 グループワークにおける種々のアプローチ
 3 グループワークの活用領域
 4 グループワークを用いるためのソーシャルワーク機関の要件
 5 グループワークに影響を及ぼした種々のアプローチ
 6 アプローチ間の類似性と相違性について
 7 主要なグループワーク理論家とグループワーク理論
 8 グループワークの事例と分析
第7章 自我心理学とソーシャルワーク … 加茂 陽
 1 問題の所在/2 自我心理学とソーシャルワーク
 3 自我心理学理論の思想/4 自我心理学理論
 5 ソーシャルワークにおける自我機能の評定
 6 自我機能への介入技法/7 自我理論への批判的考察
第8章 実存主義理論―ソーシャルワークと実践主義理論 … 村田久行
 はじめに/1 実存主義とは何か
 2 北米での実存主義ソーシャルワーク理論
 3 ソーシャルワークへの実存主義理論の適用
 4 実存であるクライアントと援助者の関係性の現象学的考察
 5 実存主義ソーシャルワークの独自性と今後の貢献
第9章 フェミニズム理論とソーシャルワーク … 吉田恭子
 はじめに/1 フェミニズムの基本視点とそのビジョン
 2 フェミニスト・ソーシャルワーカーの誕生/3 社会的抑圧といかに取り組むか
 4 社会福祉のなかのジェンダーとフェミニズム
 5 フェミニスト・ソーシャルワーク実践の発展に向けて
第10章 現在の課題と将来の方向
 1 議論の枠組み … 加茂 陽
 2 観察,測定をめぐる論争 … 三原博光 vs. 木原活信
 3 主体論争 … 加茂 陽 vs. 村上雅彦/4 最後に … 加茂 陽

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