キャロル・フィリップスの世界

ブラック・ブリティッシュ文学の現在

キャロル・フィリップスの世界
著者 加藤 恒彦
ジャンル 外国語・外国文学・芸術
出版年月日 2008/03/20
ISBN 9784790713074
判型・ページ数 A5・324ページ
定価 3,850円(本体3,500円)
在庫 絶版

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白人社会から「多民族、多人種国家」としてのイギリスへと流れが変わり始める中「ブラック」の作家としての自覚を持って執筆活動を行ってきたフィリップス ― 個々の作品のテキスト分析から、作品世界に流れるテーマとその展開を明らかにする


第一部 キャロル・フィリップス論
 第一章 現代イギリスとカリブ移民の歴史
  ― 第二次世界大戦後から現代まで
 第二章 キャロル・フィリップス
  ― 作家としての歩み
 第三章 初期戯曲『奇妙な果実』を読む
 第四章 『最終航海』とカリブの負の遺産
  ― カリブからイギリスへの旅路
 第五章 『独立の状態』
  ― 帰還、挫折、そして和解
 第六章 『より高い土地』論
    - 黒人とユダヤ人の過去と現在
 第七章 『ケンブリッジ』におけるカリブ奴隷制と人種主義の虚構
 第八章 『クロッシング・ザ・リバー』
  ― 歴史の闇に探る語られざる黒人ディアスポラ
 第九章 『血の性質』論 - ヨーロッパのよそ者たち
 第一部「まとめ」

第二部 ブラック・ブリティッシュ文学の展望
 第一章 イギリスのディアスポラ文学近況
  ― 日本からの視点を踏まえて
 第二章 ブラック・ブリティッシュ作家・研究の現在
 
 

あとがき
資料 ブラック・ブリティッシュ文学 文献目録索引
索引

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