永井荷風・ジャンルの彩り
偏った永井荷風像に縛られることによってテクストの読みが貧弱になることを恐れることから、作者と切り離されたところにも厳然とある作品自体の魅力へと導くために、その媒介者として機能する多彩な文体とジャンルの役割について探究する。
はじめに
●第一部 総論
ジャンルの彩り 永井荷風の文学観
●第二部 各論(一) 文体定義
第一章 荷風初期作品群の和製漢文体 ☆文体定義(1)漢文体
第二章 ルビ付文体による二重表現 ☆文体定義(2)ルビ付文体
第三章 荷風における言文一致の問題 ☆文体定義(3)言文一致体
第四章 歌舞伎文体との相関 ☆文体定義(4)対話体
●第三部 各論(二) ジャンル定義
第一章 人情話の小説化 ★ジャンル定義(1)人情話
第二章 ゾライズム移入の実態 ★ジャンル定義(2)翻訳小説・翻案小説
第三章 言葉の異国 ★ジャンル定義(3)訳詩
第四章 「興味」の二重構造 ★ジャンル定義(4)花柳小説
第五章 散策記という文学ジャンル ★ジャンル定義(5)散策記
第六章 メランコリックな時間 ★ジャンル定義(6)随筆的小説
第七章 掃墓の美学 ★ジャンル定義(7)遡及的文学
第八章 リアリティーと矛盾 ★ジャンル定義(8)第一人称非私小説
第九章 伏流するフランス ★ジャンル定義(9)日本オペラ
第一〇章 短篇小説の魅力 ★ジャンル定義(10)コント
第一一章 日記は文学か ★ジャンル定義(11)日記
おわりに 荷風再生
荷風万華鏡/永井荷風著作解題・初出一覧・あとがき・索引
●第一部 総論
ジャンルの彩り 永井荷風の文学観
●第二部 各論(一) 文体定義
第一章 荷風初期作品群の和製漢文体 ☆文体定義(1)漢文体
第二章 ルビ付文体による二重表現 ☆文体定義(2)ルビ付文体
第三章 荷風における言文一致の問題 ☆文体定義(3)言文一致体
第四章 歌舞伎文体との相関 ☆文体定義(4)対話体
●第三部 各論(二) ジャンル定義
第一章 人情話の小説化 ★ジャンル定義(1)人情話
第二章 ゾライズム移入の実態 ★ジャンル定義(2)翻訳小説・翻案小説
第三章 言葉の異国 ★ジャンル定義(3)訳詩
第四章 「興味」の二重構造 ★ジャンル定義(4)花柳小説
第五章 散策記という文学ジャンル ★ジャンル定義(5)散策記
第六章 メランコリックな時間 ★ジャンル定義(6)随筆的小説
第七章 掃墓の美学 ★ジャンル定義(7)遡及的文学
第八章 リアリティーと矛盾 ★ジャンル定義(8)第一人称非私小説
第九章 伏流するフランス ★ジャンル定義(9)日本オペラ
第一〇章 短篇小説の魅力 ★ジャンル定義(10)コント
第一一章 日記は文学か ★ジャンル定義(11)日記
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