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2017.04.01
男漱石を女が読む
法的には男女平等社会となって久しいが、現在に至ってもなお女性差別が現前することを思い合わせると、夏目漱石の新しさが際立つ。女性の人権確立を切望する著者が漱石文学を女の視点からジェンダー論として読み、漱石の平等主義を検証する。
序 ジェンダーで読む夏目漱石
第1章 助走期 ― 職業作家以前の漱石文学
第2章 『吾輩は猫である』 ― 〈女の問題〉を中心として
第3章 『虞美人草』 ― 糸子は序列最下位の女性か
第4章 『三四郎』論 ― 美禰子像を視座として
第5章 『それから』論 ― 代助という人
第6章 『門』論 ― 宗助と御米・「幸福」な夫婦
第7章 『彼岸過迄』論 ― 須永と千代子
第8章 『行人』論 ― お直を視座として
第9章 『こゝろ』論 ― 「先生」という人
第10章 『道草』論
第11章 『明暗』論
付論1 水村美苗『続明暗』について
2 漱石の謎
あとがき/初出一覧/索引
第1章 助走期 ― 職業作家以前の漱石文学
第2章 『吾輩は猫である』 ― 〈女の問題〉を中心として
第3章 『虞美人草』 ― 糸子は序列最下位の女性か
第4章 『三四郎』論 ― 美禰子像を視座として
第5章 『それから』論 ― 代助という人
第6章 『門』論 ― 宗助と御米・「幸福」な夫婦
第7章 『彼岸過迄』論 ― 須永と千代子
第8章 『行人』論 ― お直を視座として
第9章 『こゝろ』論 ― 「先生」という人
第10章 『道草』論
第11章 『明暗』論
付論1 水村美苗『続明暗』について
2 漱石の謎
あとがき/初出一覧/索引