テレビ・コマーシャルの考古学

昭和30年代のメディアと文化

テレビ・コマーシャルの考古学
著者 高野 光平
難波 功士
ジャンル メディア・マスコミ
出版年月日 2010/07/20
ISBN 9784790714835
判型・ページ数 A5・244ページ
定価 3,300円(本体3,000円)
在庫 在庫僅少

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これまで眠っていた九千本余の初期CMを掘り起こし、記憶ではなく映像資料から戦後社会のリアリティに迫る。CM論に新たな展開をもたらすと同時に、戦後日本文化の歴史と現在を見直し、ステレオタイプな昭和イメージに一石を投じる一冊。
第1章 昭和三〇年代、CMとは何だったか(高野光平)
  ― 発掘されたプロトタイプを読む

第2章 CM言語の「断層」、一九五〇/六〇(辻 大介)
  ― 広告としての自律化と受け手の内部化

第3章 一九五〇年代のテレビCMにおける音楽(小川博司)

第4章 昭和三〇年代のCMアニメーション制作(大橋雅央)
  ― CMアニメーションに見る関西アニメーション産業の姿

第5章 昭和三〇年代におけるファッションとテレビCM(井上雅人)

第6章 CM表現のパターン化と〈専業主婦〉オーディエンスの構築(石田佐恵子)
  ― 「洗濯という営み」を中心に

第7章 あの時君は若かった?(難波功士)
  ― 昭和三〇年代CMに見る若者像

第8章 海外・沖縄向けCMと〈日本〉(山田奨治)
  ― 昭和三〇~四〇年代作品の分析

結語 放送史の余白から(難波功士)

コラム1 「工場見学」するCM (辻 大介)
コラム2 〈近代人〉のためのクスリ (石田佐恵子)
コラム3 業務用製品・工業製品のCM (高野光平)
コラム4 インスタント・コーヒーCMの語り (梁 仁實)
コラム5 ガスCMにみる「マイホーム」の表象 (村瀬敬子)
コラム6 失われた文化 (難波功士)
コラム7 CMではない映像たち (高野光平)

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