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テレビから学んだ時代 (電子書籍)

商業教育局のクイズ・洋画・ニュースショー

テレビから学んだ時代
フォーマット:
電子書籍 単行本
著者 木下 浩一
ジャンル メディア・マスコミ
出版年月日 2021/12/24
Cコード 1036
判型・ページ数 4-6・248ページ
定価 3,520円(本体3,200円)

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テレビ朝日・毎日放送テレビ・読売テレビは、かつて教育テレビだった――。
過激な企画や演出をきっかけに、強い批判にさらされていた1950年代の民放テレビ。
新たに開局する教育テレビに課せられた課題とは何だったのか。
クイズ番組や洋画劇場、ニュースショーはどのようにして生み出されたのか。
忘れ去られたもうひとつの教育テレビの歴史を詳細に掘り起こし、番組づくりの“苦闘”を活写する。
序 章 商業教育局と日本のテレビ放送

第一章 テレビにおける教育と教養――番組種別という制約
1 放送制度からみた日本教育テレビ
2 番組種別をめぐる議論――何が問題とされたのか
3 読み替えられた番組種別

第二章 外国テレビ映画で海外文化を学ぶ
1 テレビ草創期の映像翻訳――字幕のNHKと吹き替えの民放
2 商業教育局による吹き替えの普及――《ララミー牧場》と《ローハイド》
3 外国人俳優と日本人声優の同一化――《日曜洋画劇場》
4 吹き替えにおいて何が重視されたのか

第三章 身近なニュースによる「社会教育」――商業教育局が生んだニュースショー
1 民放テレビ独自の報道を目指して――新聞ではなく、NHKでもなく
2 ニュースショー誕生以前の試行――ラジオ・雑誌の模倣
3 ニュースショーの誕生――《木島則夫モーニングショー》
4 ニュースショーから「ワイドショー」へ
 
第四章 大阪から東京へ――毎日放送テレビのクイズ番組
1 商業教育ネットワークの誕生
2 クイズ番組に消極的だった日本教育テレビ
3 商業教育ネットワークにおけるクイズ番組の意義

第五章 読売テレビにおける「社会教育」の叢生――関西ローカルの独自性
1 商業教育局にとっての学校放送番組
2 主婦向け「社会教育」に見出した光明
3 関西ローカルから全国ネットへ――地域性と画一性の相克
 
終 章 商業教育局における「教育」と「教養」

あとがき/引用・参考文献/註/商業教育局・略年表/人名索引

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