世界思想 50号 2023春

特集　歴史

 

以下の執筆陣のエッセイ・対談・インタビューを収録しています。

 

山根一眞、堀川惠子、藤原辰史、成田龍一、本郷和人、鎌田浩毅、藤井一至、海部陽介、中谷礼仁、山本浩司、佐藤靜、中川毅、久野愛、林倫子、湯澤規子、岸政彦、瀬尾夏美、室越龍之介、後藤真、斎藤真理子、松嶋健、斎藤幸平

○写真エッセイ
世界の歴史学に貢献、水月湖の〈年縞〉　　山根一眞

○特別対談
歴史の地層を掘る――聞くことと書くこと　　堀川惠子×藤原辰史

○歴史とは何か
歴史とは何か――危機の意識と変革の可能性　　成田龍一
歴史学と社会　　本郷和人
歴史科学としての地球科学――南海トラフ巨大地震は確実に起きる　鎌田浩毅
一握の土　　藤井一至
人間の歴史はいつはじまったのか？――人類史から考える三つの開始点　　海部陽介
地図にない千年村　　中谷礼仁

○ジェンダー、実在、感覚
男性としてジェンダー史をはじめること　　山本浩司
ケアの歴史を考える、ということ　　佐藤靜
実在した過去　　中川毅
感じる歴史　　久野愛
歴史的風景イメージと川づくり　　林倫子
沢庵と女性――歴史の「細部」に光を当てる　　湯澤規子

○語り、社会、国家
足首を掴む指　　岸政彦
災禍を語る声を訪ねて　　瀬尾夏美
歴史の仕事をつくる　　室越龍之介
デジタルとウェブがひらくパブリックヒストリー　　後藤真
生乾きの歴史を描く韓国文学　　斎藤真理子
国家に抗する歴史へのまなざし　　松嶋健

○特別講義
脱成長の未来のために　　斎藤幸平

歴史のブックリスト