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『やっかいな問題はみんなで解く』が『図書新聞』で書評されました!
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『やっかいな問題はみんなで解く』が『週刊読書人』で書評されました!
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『やっかいな問題はみんなで解く』『生活をデザインする家庭科教育』重版決定
2023.02.01
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『やっかいな問題はみんなで解く』イベント開催!1/20 @KIITO
2023.01.12
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Solving Wicked Problems Together
0001.02.20
やっかいな問題はみんなで解く (単行本)
共助で新しい価値を創る!
「地域にもっとにぎわいがほしい」
「困っているはずの人から声が上がってこない」
「せっかく学んだ専門知が専門外の人に伝わらない」
災害復興、再生医療、にぎわい創出、創造教育……境界を越えて困難に立ち向かう作法と実践。
【本文「序」より】
感染防止をとるのか、経済生活をとるのか──これは、立場や考え方によって意見が異なり、「みんな」が合意できる解決策がなかなか見つからない「やっかいな問題」である。
実は、問題がやっかいであることは、新型コロナウイルス感染症だけでなく、震災や台風の災害、気候変動、水不足、紛争など、どの社会課題にもあてはまる。〔中略〕
特定の学問分野の専門知、特定の現場で得た経験知だけで解決することは不可能であり、また、それらの知を寄せ集めただけでは大きな力にはならないであろう。知を力に変えるためには、学問分野や立場の違いを乗り越えた「共創」が必要である。〔中略〕
本書は「やっかいな問題」を「みんな」で解くために、どのような考え方、しくみ、場やネットワークが必要かを考察する〔中略〕
社会課題の多様さと複雑さに対して、個々の取り組みの影響力は小さく、無意味なものに見えるかもしれない。しかしながら、〔中略〕少数のイノベーターが突然現れて社会を一気に変えるのではなく、無数の無名の人びとが出会い、情報を交換し、行動をともにし、辛抱強く問題を解きほぐしながら次につなげることによって社会は変革されてきたのだ。「やっかいな問題」は、やっかいには違いないが、解けない問題ではない。重要なのは、解けるか解けないかではなく、解こうとするかしないかだ。
本書が「やっかいな問題」から目をそらさず、「みんな」で解こうとするソーシャル・ムーブメントにつながる第一歩になることを願う。
【この本で扱うおもな課題】
「地域にもっとにぎわいがほしい」
「せっかく学んだ専門知が専門外の人に伝わらない」
「空き家が増えて困る」
「公園がさびれて人が寄りつかない」
「アートの力で地域を元気にしたい」
「学ぶことの面白さを子どもたちに伝えたい」
「高齢者男性にも活躍の場がほしい」
「困っているはずの人から声が上がってこない」
「外国籍の人たちや障がい者の声をまちづくりに活かしたい」
「科学技術の問題を専門家だけに任せない」
ブックデザイン 文平銀座
★webマガジン「せかいしそう」で「序」の一部を試し読みで
第Ⅰ部 共創の作法
第1章 やっかいな問題はどこから来て、どこへ行くのか (山崎吾郎)
第2章 問題を問い直す――共創の始め方 (山崎吾郎・大谷洋介・戸谷洋志)
第3章 成解を導く力を身につける――学びの往還 (八木絵香・工藤充・水町衣里)
第4章 ネットワークをつむぐ――人と人とをつなぐ人の作用 (菅野拓)
第5章 社会イノベーションを教える――異文化協働体験とのかけあわせ (辻田俊哉)
第Ⅱ部 共創の現場
第6章 +クリエイティブ――KIITOの実践 (永田宏和)
第7章 教育 × 地元学――ともに学ぶ十津川村の中学生と大阪の大学生 (上須道徳・立石亮伍)
第8章 アートが農村と出会うとき――アートプロジェクトの役割 (松本文子)
第9章 小さな声――弱さが担うまちづくり (石塚裕子・今井貴代子)
むすび (山崎吾郎)
もっと学びたい人のためのブックガイド
○コラム
1 やっかいな問題(山崎吾郎)
2 化粧品における特定成分フリーをめぐる問題(山脇竹生)
3 「対話ツール」のデザインコンセプト(岩田直樹)
4 新たな荒野で、新たな生態系をつくる(田村太郎)
5 社会イノベーション教育とその実践から得た学び(大木有)
6 自分の半径500mをより良くする(和田武大)
7 「とつユメ」の贈りもの(向平眞司)
8 非線形の思考としての芸術(石川吉典)
9 地域に生きる「小さな声」の一人として(矢吹顕孝)
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