真理の形而上学

デカルトとその時代

真理の形而上学
著者 山田 弘明
ジャンル 哲学・思想・宗教
出版年月日 2001/01/30
ISBN 9784790708551
判型・ページ数 A5・364ページ
定価 6,050円(本体5,500円)
在庫 絶版

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西洋17世紀哲学の主要テーマであった「真理」の問題を、デカルトを中心に、マルブランシュ、ガッサンディ、スピノザ、ライプニッツ、パスカル等において精査し、事物の根本原理としての「神」を中核とする新しい形而上学の可能性を追究する。
序 論

第一章 真であるとは何であるか ― デカルトと自然の光
 一 真理の定義―対応説か
 二 自然の光―真理の根拠づけ
 三 神の存在証明―自然の光への確信
 四 明晰判明の規則/五 学知と確信
第二章 コギト・観念・真理 ― マルブランシュとデカルト
 一 マルブランシュのコギト解釈
 二 観 念/三 真 理
第三章 観念をめぐって ― ガッサンディとデカルト
 一 観念の定義/二 観念の起源
 三 真理基準と明晰判明な観念/四 神の観念
第四章 真理基準をめぐって(1) ― スピノザとデカルト
 一 デカルトと真理/二 スピノザと真理
 三 真なる観念/四 真理と神
第五章 真理基準をめぐって(2) ― ライプニッツとデカルト
 一 ライプニッツの真理論
 二 デカルト・ライプニッツの真理基準
第六章 パスカルのデカルト批判
 一 交渉の事実関係
 二 パスカルのデカルト批判 ― テキストの分析
 三 デカルト関連のテキスト ― 「考える葦」と神の存在証明
第七章 確実性と真理―パスカルとデカルト
 一 確実性/二 真 理

補章一 デカルト「第五反論について」
補章二 マルブランシュ「観念の本性について」
注/あとがき/初出一覧/索 引

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