若者の犯罪 凶悪化は幻想か

若者の犯罪 凶悪化は幻想か
著者 間庭 充幸
ジャンル 社会
出版年月日 2005/04/06
ISBN 9784790711193
判型・ページ数 4-6・216ページ
定価 1,760円(本体1,600円)
在庫 絶版

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若者の犯罪は人間の心の問題か? 犯罪を社会状況と歴史的流れの中で生きる人間の行為として分析。「凶悪化」を軸に若者犯罪の真相に迫る。戦後から現代にいたる若者犯罪の時代別概要を掲載し、資料としても価値ある一冊。
■まえがき
■第1章 バブル崩壊後の社会状況と若者犯罪
 はじめに
 第1節 少年犯罪の概況と経済社会 ― 格差と不安の拡大 ―
 第2節 高度情報社会と若者のアイデンティティ ― 虚構と現実の間で ―
 第3節 個人の資質と親子関係だけでよいか ― 長崎、佐世保二つの児童事件 ―
 第4節 若者の生きる内的世界の論理 ― 自己と現実の乖離 ―
 付 論 少年の闇 ― 『神戸事件』に本質は宿る ―
■第2章 若者犯罪の変質をどうとらえるか
 はじめに
 第1節 少年犯罪の凶悪化は幻想か ― 量的概念と質的概念 ―
 第2節 集列化する少年犯罪 ― 非行グループの質的変化 ―
 第3節 凶悪犯罪の新次元 ― 川崎ホームレス襲撃、河内長野家族殺傷事件 ―
 付 論 犯罪責任を測る指標 ― 凶悪性の一つの判断基準 ―
■第3章 何が若者を凶悪な犯行に駆り立てるのか
 はじめに
 第1節 犯罪はどんな仕組みで発生するか ― そのメカニズム ―
 第2節 存在をかけた自爆行為 ― 抑圧の構造 ―
 第3節 若者の破壊行動とエクスタシー ― ヒーローと一体化する快感 ―
 第4節 犯罪認識の新しい視座 ― モダンからポストモダンへ ―
 付 論 犯罪の本質 ― 因果と了解の世界 ―
■第4章 境界線上に浮かぶ重要課題
 はじめに
 第1節 目的と情念のあいだ ― 動機の構造 ―
 第2節 加害者と被害者のあいだ ― 責任とは何か ―
 第3節 殺人と自殺のあいだ ― 宗教文化 ―
 付 論 犯罪の比較文化 ― 日米間 ―
■第5章 若者犯罪の戦後史
 はじめに
 第1節 犯罪史に現れた少年の暴力 ― 戦後の思想と状況 ―
 第2節 少年犯罪の社会文化史 ― 現代的犯罪との関連で ―
 付 論 更生をめぐる二つの基本問題 ― 犯罪事実と向き合う ―
■戦後若者犯罪(事件)の時代別概要
■あとがき

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