観念説の謎解き
ロックとバークリをめぐる誤読の論理
ロックの「観念説」はなぜ誤読されるに至ったのか。ロックの観念はヴェールではなく、感覚や心像だけが観念と呼ばれたわけでもない。捏造されたロック像をクワイン流自然主義の視点から解体し、バークリの観念論の論理の歪みを明らかにする。
序論
第1章 ロックが「観念」を導入した本当の理由 ― ヴェールのない表象説
第2章 ロックの「観念」は感覚や心像だけではなかった ― 感覚と概念的把握との緊密な関係
第3章 無視されてきた「概念」への視線 ― ロック的非心像論の射程
第4章 バークリは「観念」を正当に使用できるか ― 観念論の歪んだ論理
第5章 心像論的議論ではロックを否定できない ― 心像論的物質否定論の是非
第6章 バークリの中のもう一つのロック ― 記号としての世界
第7章 補足と注意 ― 結論にかえて
あとがき
人名索引/事項索引
第1章 ロックが「観念」を導入した本当の理由 ― ヴェールのない表象説
第2章 ロックの「観念」は感覚や心像だけではなかった ― 感覚と概念的把握との緊密な関係
第3章 無視されてきた「概念」への視線 ― ロック的非心像論の射程
第4章 バークリは「観念」を正当に使用できるか ― 観念論の歪んだ論理
第5章 心像論的議論ではロックを否定できない ― 心像論的物質否定論の是非
第6章 バークリの中のもう一つのロック ― 記号としての世界
第7章 補足と注意 ― 結論にかえて
あとがき
人名索引/事項索引