転回点を求めて

一九六〇年代の研究

転回点を求めて
著者 富永 茂樹
ジャンル 社会
出版年月日 2009/03/25
ISBN 9784790714019
判型・ページ数 4-6・358ページ
定価 2,750円(本体2,500円)
在庫 在庫僅少

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東京オリンピック、三種の神器、ミニスカート、牛乳神話、『沈黙の春』、ボブ・ディラン……。『黄金の六〇年代』の舞台裏で、いったい何が終焉し、何が出現したのか。我々が今ある位置を知るために、転回点としての一九六〇年代を考察する
序論 (富永茂樹)

■I〈生活〉
スポーツする身体の六〇年代(半田章二)
一九六〇年代の花登筐のしごと(川﨑博史)
三種の神器(疋田正博)
  ― 国民各層から消費者大衆へ ―
牛乳神話の形成(藤原辰史)
  ― 一九六〇年代の食文化 ―
一九六〇年代初頭の綿製品国際取極会議の歴史的意義(籠谷直人)

■II〈身体〉
ミニスカート神話(成実弘至)
  ― 若者の身体とファッション ―
自由よ、自由よ、われらをどこへ連れてゆくのか(フランソワ・ジェスマン/濱西栄司訳)
「二人」の戦後史試論(斎藤 光)
  ― 六〇年代に何が変わったのか ―
病いの消滅(田中祐理子)
  ― 「らい」から見る六〇年代 ―
分裂病の六〇年代(北垣 徹)
  ― 転換期の精神医学 ―
『沈黙の春』の騒々しさ(遠藤 徹)
  ― 化学物質の六〇年代 ―

■III〈意識〉
《マクルーハン》とはなんであったか(富永茂樹)
「まだ暗くなっていない」(フランソワ・ラショー)
  ― ボブ・ディランの六〇年代 ―
「五月革命」と大学(白鳥義彦)
国家と愛(前川真行)
  ― 「期待される人間像」をめぐって ―
「近代」の奔流と逆流(山室信一)
  ― 六〇年代日本精神誌の一側面 ―

あとがき (富永茂樹)

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