私説・教育社会学
現代の青少年に、本当に問題があるのか。いじめや不登校、発達障害は問題視しなければならないのか。問題を作り出しているのは誰なのか。内閣府調査、小説、アニメなど多彩な素材を取り上げ、社会学の視点から真相を探る。
まえがき
第1章 フィクションに描かれた10代
1 13歳の哲学者 ― 三島由紀夫『午後の曳航』
2 孤独な心 ― 金子修介『1999年の夏休み』
3 少年院の中の青春 ― 東陽一『サード』
4 善行について ― 太宰治『美男子と煙草』
5 学園ドラマのアイロニー ― 久世光彦他『ビートたけしの学問ノススメ』
6 「暗い抒情」と「ラジカリズム」 ― 吉本隆明『エリアンの手記と詩』
7 子どもの誘拐事件をめぐって ― 恩地日出夫『ガラス細工の家』
8 「伯父―甥関係」の行方 ― 山田洋次『男はつらいよ ぼくの伯父さん』
9 「父と子」の相克 ― 新藤兼人『絞殺』
10 二〇一五年の14歳 ― 庵野秀明『新世紀エヴァンゲリオン』
11 姉への追憶 ― 大林宣彦『ふたり』
第2章 「荒れる」生徒・「揺れる」教師
第3章 三つの書評
1 森田洋司・清永賢二『いじめ ― 教室の病』
2 門脇厚司『子どもと若者の〈異界〉』
3 山内乾史『文芸エリートの研究 ― その社会的構成と高等教育』
第4章 「つながること」の難しさ、大切さ
第5章 「生徒指導」という授業 ― 「個性を尊重する教育」との関連で
第6章 大学生の意識変化 ― 一九九五年から二〇〇〇年
第7章 現代社会と子どもの孤立
第8章 八つの小論
1 「心の教育」は可能か?
2 大学生とインターネット
3 学力論争と思考力
4 五〇年の五冊
5 大学生の学力低下? 大学生の不登校?
6 進学高校の生徒文化について
7 50代後半の清水先生
8 社会人入学者のいる学校
第9章 「大学の学校化」とモラトリアム
第10章 自分で考え、自分のやりたいように
第11章 成人の発達障害について ― 社会学の視点から
第12章 子ども集団の現状と「いじめ概念」の終焉
第13章 「青少年問題」という視線 ― サキ「話し上手な男」を題材に
第14章 「集団嫌い」と大学
初出一覧
第1章 フィクションに描かれた10代
1 13歳の哲学者 ― 三島由紀夫『午後の曳航』
2 孤独な心 ― 金子修介『1999年の夏休み』
3 少年院の中の青春 ― 東陽一『サード』
4 善行について ― 太宰治『美男子と煙草』
5 学園ドラマのアイロニー ― 久世光彦他『ビートたけしの学問ノススメ』
6 「暗い抒情」と「ラジカリズム」 ― 吉本隆明『エリアンの手記と詩』
7 子どもの誘拐事件をめぐって ― 恩地日出夫『ガラス細工の家』
8 「伯父―甥関係」の行方 ― 山田洋次『男はつらいよ ぼくの伯父さん』
9 「父と子」の相克 ― 新藤兼人『絞殺』
10 二〇一五年の14歳 ― 庵野秀明『新世紀エヴァンゲリオン』
11 姉への追憶 ― 大林宣彦『ふたり』
第2章 「荒れる」生徒・「揺れる」教師
第3章 三つの書評
1 森田洋司・清永賢二『いじめ ― 教室の病』
2 門脇厚司『子どもと若者の〈異界〉』
3 山内乾史『文芸エリートの研究 ― その社会的構成と高等教育』
第4章 「つながること」の難しさ、大切さ
第5章 「生徒指導」という授業 ― 「個性を尊重する教育」との関連で
第6章 大学生の意識変化 ― 一九九五年から二〇〇〇年
第7章 現代社会と子どもの孤立
第8章 八つの小論
1 「心の教育」は可能か?
2 大学生とインターネット
3 学力論争と思考力
4 五〇年の五冊
5 大学生の学力低下? 大学生の不登校?
6 進学高校の生徒文化について
7 50代後半の清水先生
8 社会人入学者のいる学校
第9章 「大学の学校化」とモラトリアム
第10章 自分で考え、自分のやりたいように
第11章 成人の発達障害について ― 社会学の視点から
第12章 子ども集団の現状と「いじめ概念」の終焉
第13章 「青少年問題」という視線 ― サキ「話し上手な男」を題材に
第14章 「集団嫌い」と大学
初出一覧