〈あいだ〉を開く
レンマの地平
著者 | 木岡 伸夫 著 |
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ジャンル | 哲学・思想・宗教 |
シリーズ | 世界思想社 現代哲学叢書 |
出版年月日 | 2014/10/31 |
ISBN | 9784790716433 |
判型・ページ数 | 4-6・210ページ |
定価 | 1,980円(本体1,800円) |
在庫 | 品切れ・重版未定 |
西田幾多郎の系譜上で独自の個性を放つ山内得立の思想に着目し、古代インドに発するもう一つの論理、レンマの地平を見極める。ロゴス的二元論に分断された人と自然、人と人の〈あいだ〉を回復し、生命と環境の危機から蘇生する道を切り拓く。
はしがき
Ⅰ もう一つの論理 ― レンマの世界
第1章 ロゴスからレンマへ ― 東洋的伝統との出会い
哲学とロゴス
山内得立とは誰か
ロゴスとアナロゴス
テトラレンマ
絶対否定としての空
差異・対立・矛盾
即の論理
第2章 中の論理 ― 大乗仏教の視圏
哲学の三つの伝統
「即」と「中」
無自性-空-縁起
縁起と因果
存在の論理
三つの「よって」 ― 故の論理
存在の根拠 ― 有か無か
第3章 即非の論理 ― 東西の〈綜合〉へ
視点の変更
即非の論理
二種の〈あいだ〉
〈あいだ〉とは何か
Ⅱ 「生の論理学」は可能か
第4章 なぜ〈あいだ〉が重要なのか
排除された〈あいだ〉
誤解された「環境」
環境とは〈あいだ〉である
出会いの〈あいだ〉
人と自然の〈あいだ〉
環境の倫理とは何か
第5章 生きたものの論理 ― 西田幾多郎の〈生の論理学〉
日本「近代化」と哲学
「純粋経験」からの出発
生の時間性・空間性
西田の「環境」概念
西田と弁証法的論理
非弁証法としての〈生の論理〉
第6章 反ロゴスの「論理」 ― ベルクソンにおける〈中間〉
直観の反ロゴス性
瞬間という〈あいだ〉
中間としてのイメージ
心身のあいだ、生命のあいだ
Ⅲ 〈中の論理〉としての風土学
第7章 通態性 ― ベルク風土学における〈あいだ〉
山内哲学をめぐる〈縁〉
第三項としてのレンマ
「風土」概念の展開
通態性の論理
「風土の論理」はレンマ的論理である
通態性と「空」
第8章 人間存在の二重構造 ― 和辻哲郎における「空の論理」
個と全体の〈あいだ〉に立つ
風土の倫理に伴う限界
特殊から普遍へ ― 二種の〈あいだ〉
第9章 アナロギアと〈形の論理〉 ― 〈あいだ〉を開く語りへ
山内の目標点
なぜアナロギアなのか
表現とアナロジー
形の論理
参考文献
あとがき
人名・著作名索引/事項索引
Ⅰ もう一つの論理 ― レンマの世界
第1章 ロゴスからレンマへ ― 東洋的伝統との出会い
哲学とロゴス
山内得立とは誰か
ロゴスとアナロゴス
テトラレンマ
絶対否定としての空
差異・対立・矛盾
即の論理
第2章 中の論理 ― 大乗仏教の視圏
哲学の三つの伝統
「即」と「中」
無自性-空-縁起
縁起と因果
存在の論理
三つの「よって」 ― 故の論理
存在の根拠 ― 有か無か
第3章 即非の論理 ― 東西の〈綜合〉へ
視点の変更
即非の論理
二種の〈あいだ〉
〈あいだ〉とは何か
Ⅱ 「生の論理学」は可能か
第4章 なぜ〈あいだ〉が重要なのか
排除された〈あいだ〉
誤解された「環境」
環境とは〈あいだ〉である
出会いの〈あいだ〉
人と自然の〈あいだ〉
環境の倫理とは何か
第5章 生きたものの論理 ― 西田幾多郎の〈生の論理学〉
日本「近代化」と哲学
「純粋経験」からの出発
生の時間性・空間性
西田の「環境」概念
西田と弁証法的論理
非弁証法としての〈生の論理〉
第6章 反ロゴスの「論理」 ― ベルクソンにおける〈中間〉
直観の反ロゴス性
瞬間という〈あいだ〉
中間としてのイメージ
心身のあいだ、生命のあいだ
Ⅲ 〈中の論理〉としての風土学
第7章 通態性 ― ベルク風土学における〈あいだ〉
山内哲学をめぐる〈縁〉
第三項としてのレンマ
「風土」概念の展開
通態性の論理
「風土の論理」はレンマ的論理である
通態性と「空」
第8章 人間存在の二重構造 ― 和辻哲郎における「空の論理」
個と全体の〈あいだ〉に立つ
風土の倫理に伴う限界
特殊から普遍へ ― 二種の〈あいだ〉
第9章 アナロギアと〈形の論理〉 ― 〈あいだ〉を開く語りへ
山内の目標点
なぜアナロギアなのか
表現とアナロジー
形の論理
参考文献
あとがき
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