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2026.05.26
プシコ ナウティカ (電子書籍)
イタリア精神医療の人類学

【カンヌ映画祭主演女優賞W受賞作の着想源】
濱口竜介監督最新作『急に具合が悪くなる』
劇中劇の着想源となった一冊。
第79回カンヌ国際映画祭でヴィルジニー・エフィラ氏と岡本多緒氏が〈最優秀女優賞〉をダブル受賞した、濱口竜介監督の最新作『急に具合が悪くなる』。本作の重要な鍵を握る「劇中劇」が、松嶋健著『プシコ ナウティカ――イタリア精神医療の人類学』を導きの糸として執筆されたことが、監督自身の言葉によって明らかになりました。
濱口竜介監督インタビューより
元々は、自分の興味から読み始めた本でしたが、時代(主に1970年代)も場所(イタリアのトリエステ)も、映画『急に具合が悪くなる』とは離れているものの『プシコ ナウティカ』に記された「〈人間〉に対するアニミズム」という言葉に感じ入るところがありました。「アニミズム」という言葉は、本来は魂を持たない存在に魂を感じることを指すわけですが、何よりも人間が人間を「魂を持った存在」として扱うことができていない、それをさせないのがこの社会なのではないか。そのことをこれほど端的に指摘した言葉はないように思われ、それを問題にする姿勢は『急に具合が悪くなる』とも響き合うように感じました。
濱口竜介監督が、新作の核(劇中劇)に据えた思想。1970年代イタリアで起きた「精神病院の解体」という世紀の革命と、現代社会の閉塞感を繋ぐ、文化人類学の圧倒的傑作。
内容紹介
なぜ精神病院を廃絶したのか? 精神病院から地域への移行で何が生じたか。地域精神保健サービスの現場でいま何が行なわれているのか。イタリア精神医療の歴史と現状を展望し、「人間」を中心にすえた、地域での集合的な生のかたちを描く。




各誌書評より
イタリアの精神医療の歴史、
――鈴木晃仁『こころの科学』2015年2月号
「施設=制度」の内と外で、
――廣瀬浩司『みすず』2015年1-2月号
映画『急に具合が悪くなる』を観る前に。
あるいは観た後に。
この本は、もうひとつの入口になるかもしれません。
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濱口竜介監督が惹かれた思想の入口を読む
■映画情報
『急に具合が悪くなる』
6月19日(金)TOHO シネマズ日比谷ほか全国ロードショー
出演:ヴィルジニー・エフィラ、岡本多緒、長塚京三、黒崎煌代
監督・脚本:濱口竜介
原作:宮野真生子・磯野真穂著『急に具合が悪くなる』(晶文社)
配給:ビターズ・エンド
製作:Cinefrance Studios、オフィス・シロウズ、ビターズ・エンド、Heimat Film、Tarantula
フランス=日本=ドイツ=ベルギー合作
©2026 Cinéfrance Studios – Arte France Cinéma – Office Shirous – Bitters End – Heimatfilm
– Tarantula & Gapbusters – Same Player – Soudain JPN Partners
公式サイト:https://www.bitters.co.jp/soudain/
序章 精神医療をめぐる「生」の人類学
第I部 イタリア精神医療の歴史と思想
第1章 イタリアにおける精神医療の展開
第2章 フランコ・バザーリアの思想とその実践
第II部 イタリア精神保健のフィールドワーク
第3章 病院から出て地域で働く
第4章 主体性を返還する
第5章 一人で一緒に生きる
第6章 〈演劇実験室〉と中動態
第7章 歓待の場としての「わたし」と「地域」
終章 生きているものたちのための場所
注
参考文献
索 引
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定価6,380円
(本体5,800円)















