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2019.05.16
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2019.05.07
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2018.09.19
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2018.07.01
誘惑する文化人類学
コンタクト・ゾーンの世界へ
暴力、セクシュアリティ、宗教実践、モノなど、 一貫して近代理性と対立するテーマに挑み続けてきた著者が、「 誘惑」に導かれて新たな領野を拓く。共鳴するコンタクト・ ゾーンと身体世界を探究し、 全体化に抗する文化人類学を提唱する渾身の力作。
はじめに
序 章
一 文化人類学への視座
二 なにを継承すべきか?
三 なにを葬り去るべきか?
四 わたしたちとかれら
五 従属する主体
六 呼びかけからパフォーマティヴィティへ
七 攪乱するエイジェント
八 エイジェンシーのコミュニティ
九 共鳴する身体
第Ⅰ部 誘惑の文化人類学
第一章 誘惑と告白
一 はじめに
二 誘惑とはなにか?
三 主客逆転と相互転換
四 身体性と偶発性
五 儀礼と告白
六 エロスの世界と共鳴する身体
七 誘惑のトポス
八 他者像の転換
九 誘惑する民族誌の創出
第二章 誘惑モデルと闘争モデル
一 はじめに
二 闘争モデル
三 ネットワークと関わり合い
四 エイジェントと誘惑1
五 愛撫する手
六 肉の共同体
第三章 構造と誘惑のトポス――カースト社会に生きる
一 はじめに
二 文化の記述から個人の記述へ
三 ヴァルナ、ジャーティ、カースト
四 カーストを理解する試み
五 ムリの世界
第四章 「未開」の誘惑――モダン・プリミティヴ論
一 はじめに
二 『汚穢と禁忌』をめぐって
三 身体のゆくえ
四 モダン・プリミティヴという実践
五 変態/ヘンタイする身体
第五章 モノの誘惑――フェティシズム論
一 はじめに
二 今なぜフェティシズムなのか?
三 道具的世界観批判
四 フェティッシュあるいはフェティシズムとはなにか?
五 不在の否認
六 フェティッシュ・ネットワーク
七 現代社会への視座
第Ⅱ部 コンタクト・ゾーンの文化人類学
第六章 トライバル・ゾーンからコンタクト・ゾーンへ
一 はじめに
二 コンタクト・ゾーンとはなにか?
三 『帝国のまなざし』を読む
四 コンタクト・ゾーンとしてのフィールド
五 文化交流を越えて
第七章 民族誌の時間
一 はじめに
二 フィールドの時間、ホームの時間
三 フィールドでの異時間主義
四 フィールドにおける二つの時間モード
五 共時間的なやりとり
六 運命的瞬間
第八章 暴力とその変貌
一 はじめに
二 人類学の死角へ
三 文化人類学の暴力
四 儀礼という回路
五 儀礼的暴力の「野蛮さ」
六 コンタクト・ゾーンにおける暴力の変容
七 暴力の分類
第九章 実用人類学の系譜
一 はじめに
二 実用という視点
三 人類学の役割
四 フィールドとしての植民地
五 ローズ・リヴィングストン研究所
六 人類学者の孤立
七 研究・教育活動
八 その後のローズ・リヴィングストン研究所
九 植民地からアカデミアへ
第一〇章 探検と共同研究
一 はじめに
二 探検と冒険
三 京都大学における探検の存続
四 今西錦司から梅棹忠夫へ
五 南洋探検
六 共同研究という方法
補論1 トランザクショナリズムの限界と可能性――フレドリック・バルトの人類学
一 はじめに
二 生い立ちと経歴
三 スワート社会の民族誌
四 スワート社会の指導力
五 構造機能主義への批判
六 スワート民族誌批判
七 エスニシティ論
八 創造力の人類学へ
補論2 場所の誘惑――カスタネダとスターホーク
一 はじめに
二 文化批評を実践する
三 共鳴する場所と身体
四 神聖なる地球
おわりに
序 章
一 文化人類学への視座
二 なにを継承すべきか?
三 なにを葬り去るべきか?
四 わたしたちとかれら
五 従属する主体
六 呼びかけからパフォーマティヴィティへ
七 攪乱するエイジェント
八 エイジェンシーのコミュニティ
九 共鳴する身体
第Ⅰ部 誘惑の文化人類学
第一章 誘惑と告白
一 はじめに
二 誘惑とはなにか?
三 主客逆転と相互転換
四 身体性と偶発性
五 儀礼と告白
六 エロスの世界と共鳴する身体
七 誘惑のトポス
八 他者像の転換
九 誘惑する民族誌の創出
第二章 誘惑モデルと闘争モデル
一 はじめに
二 闘争モデル
三 ネットワークと関わり合い
四 エイジェントと誘惑1
五 愛撫する手
六 肉の共同体
第三章 構造と誘惑のトポス――カースト社会に生きる
一 はじめに
二 文化の記述から個人の記述へ
三 ヴァルナ、ジャーティ、カースト
四 カーストを理解する試み
五 ムリの世界
第四章 「未開」の誘惑――モダン・プリミティヴ論
一 はじめに
二 『汚穢と禁忌』をめぐって
三 身体のゆくえ
四 モダン・プリミティヴという実践
五 変態/ヘンタイする身体
第五章 モノの誘惑――フェティシズム論
一 はじめに
二 今なぜフェティシズムなのか?
三 道具的世界観批判
四 フェティッシュあるいはフェティシズムとはなにか?
五 不在の否認
六 フェティッシュ・ネットワーク
七 現代社会への視座
第Ⅱ部 コンタクト・ゾーンの文化人類学
第六章 トライバル・ゾーンからコンタクト・ゾーンへ
一 はじめに
二 コンタクト・ゾーンとはなにか?
三 『帝国のまなざし』を読む
四 コンタクト・ゾーンとしてのフィールド
五 文化交流を越えて
第七章 民族誌の時間
一 はじめに
二 フィールドの時間、ホームの時間
三 フィールドでの異時間主義
四 フィールドにおける二つの時間モード
五 共時間的なやりとり
六 運命的瞬間
第八章 暴力とその変貌
一 はじめに
二 人類学の死角へ
三 文化人類学の暴力
四 儀礼という回路
五 儀礼的暴力の「野蛮さ」
六 コンタクト・ゾーンにおける暴力の変容
七 暴力の分類
第九章 実用人類学の系譜
一 はじめに
二 実用という視点
三 人類学の役割
四 フィールドとしての植民地
五 ローズ・リヴィングストン研究所
六 人類学者の孤立
七 研究・教育活動
八 その後のローズ・リヴィングストン研究所
九 植民地からアカデミアへ
第一〇章 探検と共同研究
一 はじめに
二 探検と冒険
三 京都大学における探検の存続
四 今西錦司から梅棹忠夫へ
五 南洋探検
六 共同研究という方法
補論1 トランザクショナリズムの限界と可能性――フレドリック・バルトの人類学
一 はじめに
二 生い立ちと経歴
三 スワート社会の民族誌
四 スワート社会の指導力
五 構造機能主義への批判
六 スワート民族誌批判
七 エスニシティ論
八 創造力の人類学へ
補論2 場所の誘惑――カスタネダとスターホーク
一 はじめに
二 文化批評を実践する
三 共鳴する場所と身体
四 神聖なる地球
おわりに
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定価4,180円
(本体3,800円)