東欧経済

一九八九年東欧革命以後に中東欧・バルカンで起きているシステム転換と市場経済移行へのプロセスを各国ごとに明らかにする。またNATOの東方拡大やEUへの加盟問題、地域協力を通してこの地域が今後直面する課題についても考察する。

序　章（小山洋司）
第１部　東欧社会主義とシステム転換
　第一章　第二次世界大戦後の東欧　（小山洋司）
　第二章　東欧における地域協力と国際関係　（田中 宏）
　第三章　東欧におけるシステム転換と市場経済移行の構図　（溝端佐登史）
第２部　中東欧におけるシステム転換と市場経済移行
　第四章　ポーランド　（田口雅弘）
　第五章　ハンガリー ― 体制転換の軌跡・一九九〇～九八年　（堀林 巧）
　第六章　チェコおよびスロヴァキア　（池田俊明）
第３部　バルカンにおけるシステム転換と市場経済移行
　第七章　旧ユーゴスラヴィアを構成した国々　（小山洋司）
　第八章　ルーマニア　（吉井昌彦）
　第九章　ブルガリア　（岩林 彪）
　第十章　アルバニア　（金森俊樹）