大都市型産業集積と生産ネットワーク

大都市型産業集積と生産ネットワーク
著者 前田 啓一
町田 光弘
井田 憲計
ジャンル 経済
シリーズ 世界思想ゼミナール
出版年月日 2012/05/20
ISBN 9784790715641
判型・ページ数 4-6・234ページ
定価 2,530円(本体2,300円)
在庫 在庫あり

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高度なものづくりを支える核となるのは,多様な生産機能を備え,経済環境変化への適応力を持つ大都市型産業集積である。経済グローバル化時代の産業集積の実情を具体的かつ多面的に捉え,日本のものづくり産業のあり方を考える。
はしがき

序 章 経済グローバル化時代の産業集積
 第1節 グローバリゼーション下での産業集積
 第2節 産業集積の多層的把握
 第3節 国際的な競争条件の変化と産業集積間での競合の激化
 第4節 本書の構成

第Ⅰ部 工業集積の変貌

第1章 地域産業連関からみたものづくり
 第1節 地域間産業連関表について
 第2節 ものづくりと地域連関・産業連関
 第3節 波及効果のシミュレーション

第2章 産業集積の地理的範囲と集積のメリット
 第1節 大都市型産業集積の地理的範囲
 第2節 空間克服コストと集積のメリット
 第3節 産業集積のメリットを生むメカニズム

第Ⅱ部 大阪広域工業圏とその構造

第3章 大都市型産業集積の構造と特徴
 第1節 わが国における三つの広域工業圏
 第2節 大都市型産業集積の優位性(多様性と競争)
 第3節 大都市型産業集積におけるネットワークの特質

第4章 大阪における三つの機械金属関連集積地域
 第1節 三つの集積地域
 第2節 大阪府内における機械金属関連の集積地域の実態

第5章 高密度集積地区と立地問題
 第1節 集積内の高密度集積地区
 第2節 高密度集積地区の意義と課題
 第3節 東大阪市における貸工場―高井田地区を例に―

第6章 大都市型産業集積の危機と再生
 第1節 産業集積の多層的把握と集積相対視論
 第2節 危機を乗り越える大都市型産業集積

あとがき
参考文献
索引
執筆者紹介

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