アイデンティティ・ポリティクスを超えて

在日朝鮮人のエスニシティ

アイデンティティ・ポリティクスを超えて
著者 金 泰泳
ジャンル 社会
シリーズ 世界思想ゼミナール
出版年月日 1999/12/15
ISBN 9784790707929
判型・ページ数 4-6・218ページ
定価 2,090円(本体1,900円)
在庫 絶版

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未完の民族意識 ― 膨大なインタビューをもとに、ゆれうごくエスニック・アイデンティティの諸相とそのジレンマを鮮やかに描き出し、在日朝鮮人の、とくに教育の言説、あるいはその営みのなかに、柔軟なアイデンティティの可能性を模索する。
はじめに
第1章 現代日本と複数文化
 1 単一民族観との相克
 2 多民族状況の出現
第2章  多文化共生の光と影
 1 共生論の登場
 2 共生社会におけるエスニシティ
第3章  民族という自由
  ― 在日一世のエスニシティ
 1 民族の桎梏
 2 抵抗の手段としての〈民族〉
第4章  民族という不自由
  ― 在日二世の選択
 1 母国留学
 2 国際結婚
 3 「在日志向」という選択
 4 民族アイデンティティのジレンマ
 5 民族教育というアリーナへの誘い
第5章  在日朝鮮人子ども会の世界
 1 民族子ども会の実践
 2 子ども会活動がめざすもの
  ― 指導員の民族観と教育観
 3 「在日」青年たちの子ども会経験
 4 子ども会を生きる
  ― ある「在日」生徒の事例から
おわりに

引用・参考文献
あとがき

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