ハーバーマスの社会理論

ハーバーマスの社会理論
著者 豊泉 周治
ジャンル 社会
シリーズ 世界思想ゼミナール
出版年月日 2000/01/20
ISBN 9784790707967
判型・ページ数 4-6・264ページ
定価 2,530円(本体2,300円)
在庫 絶版

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ハーバーマスの社会理論を「集光レンズ」として近代の混迷を照らし、時代の思想的課題に迫る。新たなパラダイムの光源を求めて、21世紀に臨む批判理論の挑戦を読み解く試み。綿密なテクスト・クリティークをふまえ、現代日本の病理をも撃つ。
序 章 ハーバーマスの社会理論を読む―三つの視点
  一 批判としてのマルクス主義―1989年を超えて
  二 コミュニケーション論的展開―1968年の切れ目
  三 近代のプロジェクト―ハーバーマスとウォーラーステイン
第一章 テクノクラシーと批判理論のアポリア
  一 〈イデオロギー〉としての技術と科学
  二 テクノクラシー論のディレンマ/三 〈理論と実践〉のアポリア
第二章 労働社会と福祉国家―「危機」の位相
  一 正統性の危機/二 労働社会の危機/三 福祉国家の危機
第三章 生産パラダイムからコミュニケーション・パラダイムへ
     ― フーコー、ルーマン、ポストモダン
  一 主体中心的理性のアポリア
  二 生産パラダイムの老朽化とポストモダン
  三 コミュニケーション的行為と生活世界
第四章 内的植民地化と新たな抗争ライン
  一 内的植民地化のテーゼ/二 福祉国家の危機と生活世界
  三 生活世界の潜在力
第五章 政治文化と公共性 ― 「新しい社会運動」の政治学
  一 1968年の思想/二 新しい社会運動/三 自立的公共性と市民社会
第六章 社会主義とラディカル・デモクラシー
  一 「遅ればせの革命」をめぐって/二 社会主義の再定義/
  三 法のパラダイム
終 章 ハーバーマスと現代日本の病理
  一 社会理論の不在/二 コミュニケーション不全と暴力/
  三 福祉国家と企業社会
あとがき/ハーバーマスの著作・略号一覧/索  引

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