転換期のアジア経済を学ぶ人のために
成長から危機へ。二〇世紀末のアジアは経済グローバル化の中で翻弄されている。本書は、日本、韓国、台湾、タイ、インドネシア、マレーシア、フィリピン、中国、インドの内部で生じている政治的・社会経済的変動を分析し、改革の方向を探る。
序論 転換期アジア経済/その構造と問題 (西口章雄)
― 成長から危機へ・転換期における国民統合問題 ―
第一部 日本とNIES ― 経済危機と企業改革の行方
第一章 日本 ― 解体する法人資本主義と日本経済(奥村 宏)
第二章 韓国 ― 経済危機と構造改革の行方(朴 一)
第三章 台湾 ― 情報革命が迫る発展パラダイムの転換と台湾の経験(中嶋航一)
第二部 ASEAN ― クローニー・キャピタリズムは終焉するか
第四章 タイ ― 通貨危機と経済再建への道(東 茂樹)
第五章 インドネシア ― 通貨危機の中、国民はいかに政権を見限ったか(松野明久)
第六章 マレーシア ― IMFとブミプトラ政策のはざまで(岸脇 誠)
第七章 フィリピン ― IMF支援体制とフィリピン経済(田巻松雄、マリオ・アグハ)
第三部 中国とインド ― 人口大国の苦悩
第八章 中国 ― アジア経済危機に揺れる「改革・開放」(鄭 雅英)
第九章 インド ― 経済改革の苦悩(佐藤隆広)
KEY WORD
アジア通貨基金(AMF)構想/ポール・クルーグマンの「アジアの奇跡という幻想」論/ドル・ペッグ制度/オフショア(offshore)市場/クローニー資本主義/マハティール・ソロス論争/ヘッジファンド/IMFコンディショナリティ/中国のGATT,WTO加盟問題/インド核実験
あとがき(朴 一)
索引
執筆者紹介
― 成長から危機へ・転換期における国民統合問題 ―
第一部 日本とNIES ― 経済危機と企業改革の行方
第一章 日本 ― 解体する法人資本主義と日本経済(奥村 宏)
第二章 韓国 ― 経済危機と構造改革の行方(朴 一)
第三章 台湾 ― 情報革命が迫る発展パラダイムの転換と台湾の経験(中嶋航一)
第二部 ASEAN ― クローニー・キャピタリズムは終焉するか
第四章 タイ ― 通貨危機と経済再建への道(東 茂樹)
第五章 インドネシア ― 通貨危機の中、国民はいかに政権を見限ったか(松野明久)
第六章 マレーシア ― IMFとブミプトラ政策のはざまで(岸脇 誠)
第七章 フィリピン ― IMF支援体制とフィリピン経済(田巻松雄、マリオ・アグハ)
第三部 中国とインド ― 人口大国の苦悩
第八章 中国 ― アジア経済危機に揺れる「改革・開放」(鄭 雅英)
第九章 インド ― 経済改革の苦悩(佐藤隆広)
KEY WORD
アジア通貨基金(AMF)構想/ポール・クルーグマンの「アジアの奇跡という幻想」論/ドル・ペッグ制度/オフショア(offshore)市場/クローニー資本主義/マハティール・ソロス論争/ヘッジファンド/IMFコンディショナリティ/中国のGATT,WTO加盟問題/インド核実験
あとがき(朴 一)
索引
執筆者紹介