紛争解決のモードとは何か

協働的問題解決へむけて

紛争解決のモードとは何か
著者 名嘉 憲夫
ジャンル 社会
シリーズ 世界思想ゼミナール
出版年月日 2002/03/30
ISBN 9784790709237
判型・ページ数 4-6・180ページ
定価 1,650円(本体1,500円)
在庫 絶版

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いじめや家庭内暴力からテロ・戦争に至るまで、世界中いたるところで発生している〈紛争〉 ― それはいかに解決されるべきか。社会的交換論の視点とゲーム論的概念の援用によって紛争解決のモード(様式)を基礎づけようとする新たな意欲的試み。
第1章●世界的に増えつつある紛争の現実
 1人間生活のさまざまな側面に関する知識の偏り 2紛争の現実と紛争に関する規範のギャップ 3近年、増加傾向にある紛争 4なぜ紛争は近年、増える傾向にあるのか 5紛争解決研究の概略 6社会的交換論的紛争解決の特徴について
第2章●社会現象の三つの側面を分析するための概念図式
 1社会現象の三つの側面を分析するための概念図式 2協働的問題解決のためのスキルの提案 3結論
第3章●紛争解決の視点から見た交渉行動の位置づけ
 1問題の提起 2社会的交換論と紛争解決のモードの理念型 3紛争解決モード 4利害の交差状況の「性格づけの問題」と「解決の方法の問題」の区別 5スポーツやゲームとの比較 6紛争解決のモードを使った国際貿易交渉の理解
第4章●紛争解決のモードとコミュニケーションの形態 ― 強制、交換、互酬:論争、交渉、対話
 1「コミュニケーション・交換複合」としての紛争解決モード 2ミクロ的かつマクロ的で複雑な社会的過程としての交渉
第5章●利害状況の三つの相とその視覚的表現 ― ゼロ・サム、プラス・サム、 “ディファレンス・サム
 1“資源複合” 2利益の三つの相、利害状況の三つの相 3資源問題を考えるための三つの要素(比率、量、質)および時間 4利害状況の三つの相の視覚的表現 5利害状況の三相図を念頭に置いた中東和平プロセスの理解 6結論
第6章●エピローグ ― 紛争についての思考の転換の必要性

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