国際危機学

［第一部］理論─国際危機の安全保障論─／［第二部］アジアにおける危機と予防／［第三部］日本の危機対応／［第四部］危機管理と行政／［第五部］今後の日本の貢献　の五部編成でなり、現代の様々な紛争を通して危機管理と予防外交の重要性を説く。

序 ― 危機管理と予防外交［木村 汎］
第一部●理　論─国際危機の安全保障論─
　第一章　危機管理の理論とその変容［土山實男］
　第二章　冷戦後の安全保障［山本吉宣］
　第三章　「予防」の国際政治学［納家政嗣］
　第四章　国内紛争への国際介入［石田 淳］
第二部●アジアにおける危機と予防
　第五章　予防外交に対する協調的安全保障アプローチ［福島安紀子］
　第六章　朝鮮半島における危機管理政策の展開［中西 寛］
　第七章　東ティモール危機と日本［星野俊也］
第三部●日本の危機対応
　第八章　戦前日本の危機管理［戸部良一］
　第九章　朝鮮戦争と旧日本軍人のパージ解除［増田 弘］
　第十章　平時と危機の間で［田所昌幸］
第四部●危機管理と行政
　第十一章　原子力発電所の危機防止論［岡本浩一］
　第十二章　危機管理コミッティとしての復興委員会［御厨 貴］
　第十三章　阪神大震災からどれだけ学んだか［吉野 準］
第五部●今後の日本の国際貢献
　第十四章　小型武器問題と日本の対応［堂之脇光朗］
　第十五章　環境問題をめぐる危機管理と予防［太田 宏］
　第十六章　国連の危機対応能力［横田洋三］
あとがき［木村 汎］