犯罪論集
犯罪構成と故意・過失
刑法の犯罪構成論において、故意と過失の限界を何処に求めるべきか。多彩なドイツ語文献をひもとき、その本質を追い求めた労作。京都大学で瀧川幸辰教授の薫陶を受けて始まった、著者の約半世紀にわたる研究生活の集大成。
1 法規範と義務規範
2 責任論の一考察――故意と過失との区別について
3 故意と過失との限界について
4 主観的犯罪構成要素としての故意
5 違法性の一考察
6 客観的違法と行為の無価値性――人的違法論に関連して
7 責任理論の或る史的考察
8 構成要件の一つの問題
9 過失犯と不作為犯
10 過失犯における行為の危険性
11 未遂犯における既遂故意と主観的違法要素
12 刑法体系における故意の考察
2 責任論の一考察――故意と過失との区別について
3 故意と過失との限界について
4 主観的犯罪構成要素としての故意
5 違法性の一考察
6 客観的違法と行為の無価値性――人的違法論に関連して
7 責任理論の或る史的考察
8 構成要件の一つの問題
9 過失犯と不作為犯
10 過失犯における行為の危険性
11 未遂犯における既遂故意と主観的違法要素
12 刑法体系における故意の考察