子ども論を読む

子ども論を読む
著者 小谷 敏
ジャンル 社会
シリーズ 世界思想ゼミナール
出版年月日 2003/06/20
ISBN 9784790709992
判型・ページ数 4-6・288ページ
定価 2,200円(本体2,000円)
在庫 在庫僅少

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理想と権威の崩壊。果てしなく進む私化と家族幻想の肥大、そして成熟の喪失。様々な分野の知性が、「山びこ学校」から教育改革論議まで子ども言説の変容をたどりつつ、戦後日本の実相を浮かび上がらせる。子どもたちの行方を問う野心的論集。
まえがき
第I部 戦後の初心とその変質
 第1章 『山びこ学校』を読む ─ 「公的な親密性」の物語を求めて[栗原彬]
 第2章 大衆化した「早期教育」 ─ 井深大『幼稚園では遅すぎる』他[椎名健]
 第3章 マンガはどう語られてきたのか?[山田浩之]
第II部 子ども観の揺らぎ ─ ポスト高度成長期
 第4章 脱学校論その後[関曠野]
 第5章 アリエス・本多和子・八〇年代文化 ─ 子ども言説を規定したもの[小谷敏]
 第6章 いじめ言説の饗宴 ─ あらたないじめ論への視座[村上光朗]
第III部 子どもと教育の未来へ ─ 「失われた一〇年」の子ども言説
 第7章 少年事件をめぐる言説 ─ 「岡山バット殴打事件」の報道を読む[伊奈正人]
 第8章 アダルト・チルドレン言説の「意図せざる結果」[安藤究]
 第9章 子どもに死を教える ─ 教えることの根拠をめぐる問い[澤井敦]
 第10章 教育改革を読む[小谷敏・関曠野]
●文献リスト  ●執筆者紹介

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