ホッブズから「支配の社会学」へ
ホッブズ、ウェーバー、パーソンズにおける秩序の理論
支配(権力)の社会学の系譜を、脱ホッブズの苦闘の歴史として跡づけ、マックス・ウェーバーの「支配論」とタルコット・パーソンズの「権力論」を辿りつつ、社会学にとって「支配」概念とは何だったのかに迫り、今後の課題を考察した意欲作。
はじめに ― 問題の所在
1 支配の消失?
2 社会理論における支配概念の意義の低下
第1章 ホッブズの支配論のパースペクティヴ ― 「支配の社会学」の初期設定
1 ホッブズの支配論
2 ホッブズの支配論の諸特徴
3 ホッブズの支配論の諸前提 ― 比較の枠組みのために
第2章 マックス・ウェーバーの支配論 ― 支配と“生の諸領域の分化と闘争”
1 「支配の社会学」 ―その内容とねらい
2 近代化へのもう一つの視座
3 ウェーバーにおける支配と秩序 ― ホッブズとの比較
第3章 タルコット・パーソンズの権力論 ― 権力と“調和的社会モデル”
1 『社会的行為の構造』における秩序問題
2 システム論期における権力と秩序
3 パーソンズの権力論とウェーバー、ホッブズとの比較
第4章 「支配の社会学」の脱ホッブズ化過程と今後に残された課題
1 秩序問題の変容過程と“支配の死”
2 現実社会の変容と新たな課題
3 まとめと展望 ― 社会的コントロールの社会(内部)化と社会学の今後
おわりに/初出一覧/あとがき/参考文献
1 支配の消失?
2 社会理論における支配概念の意義の低下
第1章 ホッブズの支配論のパースペクティヴ ― 「支配の社会学」の初期設定
1 ホッブズの支配論
2 ホッブズの支配論の諸特徴
3 ホッブズの支配論の諸前提 ― 比較の枠組みのために
第2章 マックス・ウェーバーの支配論 ― 支配と“生の諸領域の分化と闘争”
1 「支配の社会学」 ―その内容とねらい
2 近代化へのもう一つの視座
3 ウェーバーにおける支配と秩序 ― ホッブズとの比較
第3章 タルコット・パーソンズの権力論 ― 権力と“調和的社会モデル”
1 『社会的行為の構造』における秩序問題
2 システム論期における権力と秩序
3 パーソンズの権力論とウェーバー、ホッブズとの比較
第4章 「支配の社会学」の脱ホッブズ化過程と今後に残された課題
1 秩序問題の変容過程と“支配の死”
2 現実社会の変容と新たな課題
3 まとめと展望 ― 社会的コントロールの社会(内部)化と社会学の今後
おわりに/初出一覧/あとがき/参考文献