探偵・推理小説と法文化
刑事裁判における「謎解き」はどこまで可能か?三島由紀夫、団藤重光、スタンダール、ポー、ホフマン、ラッセル、ライプニッツなど、古今東西の文学・法学・哲学の諸領域を横断し、法文化論のパースペクティブのもとに考察する、試みの書。
エピグラフ
プロローグ
Ⅰ 探偵・推理小説と裁判
1 法文化論
2 スタンダールと三島由紀夫
3 三島由紀夫と刑事訴訟法
4 ポーと探偵・推理小説
5 探偵・推理小説の存在理由とバートランド・ラッセルの哲学的方法
Ⅱ 探偵・推理小説の原型と構造モデル
1 『スキュデリー嬢』と探偵・推理小説
2 『スキュデリー嬢』と法治国家
3 動機の形成と心理強制説
4 フォイエルバッハとカスパー・ハウザー
5 シュモリング事件と『スキュデリー嬢』
Ⅲ 探偵・推理小説、すなわち殺人の制作と証拠法
1 作家、創作、法
2 『スキュデリー嬢』と犯罪物語
3 事実の認定とverum = factum
4 事実の認定における推論
5 事実の認定と実体形成
6 証拠裁判主義と殺人の制作
Ⅳ 法的推論と事物の本性、あるいはアブダクション
1 A・カウフマンの消極的見解
2 W・マイホーファーの事物の本性論
3 事物の本性論とニーチェの永遠回帰
4 ニーチェとパース、すなわちアブダクション
Ⅴ 法の連鎖と裁判
1 権利とは何か
2 法の連鎖、連鎖小説とインテグリティ
3 法におけるインテグリティと普遍的法解釈
4 連鎖小説批判、インテグリティ・テーゼ批判
5 解釈としての法と「影響の不安」
6 強い詩人たちと切り札としての人権
Ⅵ 法の解釈とネオ・プラグマティズム
1 ポズナーの法理学
2 ローティのネオ・プラグマティズム
3 ポスト形而上学的文化――詩化される文化
4 詩化される文化における連帯と結合
5 「凡ては言いつくされた」(ラ・ブリュイエール)?
6 科学の終焉と皮肉の科学
7 ローティのユートピア=詩化される文化社会と科学
8 法解釈と文芸批評
Ⅶ 普遍法学の夢
1 生きるということ
2 言語の限界は世界の限界である(ウィトゲンシュタイン)
3 完全言語
4 法のアルファベット
5 二つの迷宮
6 盲目的思考(cogitatio caeca)
7 バロックとカバラ
8 普遍法学の夢
エピローグ
プロローグ
Ⅰ 探偵・推理小説と裁判
1 法文化論
2 スタンダールと三島由紀夫
3 三島由紀夫と刑事訴訟法
4 ポーと探偵・推理小説
5 探偵・推理小説の存在理由とバートランド・ラッセルの哲学的方法
Ⅱ 探偵・推理小説の原型と構造モデル
1 『スキュデリー嬢』と探偵・推理小説
2 『スキュデリー嬢』と法治国家
3 動機の形成と心理強制説
4 フォイエルバッハとカスパー・ハウザー
5 シュモリング事件と『スキュデリー嬢』
Ⅲ 探偵・推理小説、すなわち殺人の制作と証拠法
1 作家、創作、法
2 『スキュデリー嬢』と犯罪物語
3 事実の認定とverum = factum
4 事実の認定における推論
5 事実の認定と実体形成
6 証拠裁判主義と殺人の制作
Ⅳ 法的推論と事物の本性、あるいはアブダクション
1 A・カウフマンの消極的見解
2 W・マイホーファーの事物の本性論
3 事物の本性論とニーチェの永遠回帰
4 ニーチェとパース、すなわちアブダクション
Ⅴ 法の連鎖と裁判
1 権利とは何か
2 法の連鎖、連鎖小説とインテグリティ
3 法におけるインテグリティと普遍的法解釈
4 連鎖小説批判、インテグリティ・テーゼ批判
5 解釈としての法と「影響の不安」
6 強い詩人たちと切り札としての人権
Ⅵ 法の解釈とネオ・プラグマティズム
1 ポズナーの法理学
2 ローティのネオ・プラグマティズム
3 ポスト形而上学的文化――詩化される文化
4 詩化される文化における連帯と結合
5 「凡ては言いつくされた」(ラ・ブリュイエール)?
6 科学の終焉と皮肉の科学
7 ローティのユートピア=詩化される文化社会と科学
8 法解釈と文芸批評
Ⅶ 普遍法学の夢
1 生きるということ
2 言語の限界は世界の限界である(ウィトゲンシュタイン)
3 完全言語
4 法のアルファベット
5 二つの迷宮
6 盲目的思考(cogitatio caeca)
7 バロックとカバラ
8 普遍法学の夢
エピローグ
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