時間の人類学
情動・自然・社会空間
ミクロ分析は人間認識にどれほどの生産的展望を呈示できるか? 出来事、情動、自然、モノ、身体、死、記憶、語り…。異質な関係性が生成する場にとどまりながら、それぞれの時間論的視座から応答する刺激的論文集。
序章 時間の人類学 ― 社会空間論の展開(西井凉子)
■第一部 時間をめぐる人類学的視座 ― 情動・フィールドワーク・出来事
第1章 情動をモンタージュする ― フレデリック・ワイズマンのニューヨーク(箭内 匡)
第2章 死をめぐる時間 ― 情動のエスノグラフィにむけて(西井凉子)
第3章 社会運動と時間 ― アクトアップにおけるエイズ・アクティビズムの生成と衰退(佐藤知久)
第4章 運命的瞬間を求めて ― フィールドワークと民族誌記述の時間(田中雅一)
■第二部 自然の時間と人間の時間
第5章 生命のリズム/儀礼のリズム ― ドゥルーズとレヴィ=ストロース(檜垣立哉)
第6章 機械の時間 ― テクノロジーにおける「新しさ」をめぐって(久保明教)
第7章 薬が媒介する関係性 ― 北タイの民間治療師とクライアントをつなぐ薬(古谷伸子)
第8章 生のケアと時間 ― 実験用ミニブタと公立老人ホームのフィジー人を連接する(春日直樹)
■第三部 想起・記憶・歴史 ― 現在から過去へ
第9章 「誤接続」と「住み込み」 ― 足利事件における虚偽自白過程のコミュニケーション分析(高木光太郎)
第10章 死者の夢を想起する ― 移動民ヴァギリの夢にみる時間(岩谷彩子)
第11章 複数の時間、重層する記憶 ― スールー海域世界における想起と忘却(床呂郁哉)
第12章 想像/創造されたアフリカ性の時間
― アフリカ系アメリカ人のオリシャ崇拝運動の初期から衰退期をめぐって(小池郁子)
■第四部 別の未来の可能性へ ― 生と死
第13章 未来のポイエーシス ― 卜占における物語行為と時間(石井美保)
第14章 ランの葬送儀礼における時空間の構成とその変化に関する試論(名和克郎)
第15章 予言・運・くじ ― 「紛争」の地における未来を紡ぐ方法(土佐桂子)
第16章 歴史的時間について ― 今村とベンヤミン(田辺繁治)
あとがき
■第一部 時間をめぐる人類学的視座 ― 情動・フィールドワーク・出来事
第1章 情動をモンタージュする ― フレデリック・ワイズマンのニューヨーク(箭内 匡)
第2章 死をめぐる時間 ― 情動のエスノグラフィにむけて(西井凉子)
第3章 社会運動と時間 ― アクトアップにおけるエイズ・アクティビズムの生成と衰退(佐藤知久)
第4章 運命的瞬間を求めて ― フィールドワークと民族誌記述の時間(田中雅一)
■第二部 自然の時間と人間の時間
第5章 生命のリズム/儀礼のリズム ― ドゥルーズとレヴィ=ストロース(檜垣立哉)
第6章 機械の時間 ― テクノロジーにおける「新しさ」をめぐって(久保明教)
第7章 薬が媒介する関係性 ― 北タイの民間治療師とクライアントをつなぐ薬(古谷伸子)
第8章 生のケアと時間 ― 実験用ミニブタと公立老人ホームのフィジー人を連接する(春日直樹)
■第三部 想起・記憶・歴史 ― 現在から過去へ
第9章 「誤接続」と「住み込み」 ― 足利事件における虚偽自白過程のコミュニケーション分析(高木光太郎)
第10章 死者の夢を想起する ― 移動民ヴァギリの夢にみる時間(岩谷彩子)
第11章 複数の時間、重層する記憶 ― スールー海域世界における想起と忘却(床呂郁哉)
第12章 想像/創造されたアフリカ性の時間
― アフリカ系アメリカ人のオリシャ崇拝運動の初期から衰退期をめぐって(小池郁子)
■第四部 別の未来の可能性へ ― 生と死
第13章 未来のポイエーシス ― 卜占における物語行為と時間(石井美保)
第14章 ランの葬送儀礼における時空間の構成とその変化に関する試論(名和克郎)
第15章 予言・運・くじ ― 「紛争」の地における未来を紡ぐ方法(土佐桂子)
第16章 歴史的時間について ― 今村とベンヤミン(田辺繁治)
あとがき
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