昭和ノスタルジアとは何か

記憶とラディカル・デモクラシーのメディア学

昭和ノスタルジアとは何か
著者 日高 勝之
ジャンル メディア・マスコミ
出版年月日 2014/05/30
ISBN 9784790716266
判型・ページ数 4-6・536ページ
定価 4,070円(本体3,700円)
在庫 在庫あり

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映画、テレビ、音楽、雑誌等に現れる《昭和ノスタルジー》は、単純な懐古にすぎないのか。メディア表象や言説の詳細な検証を通して通説に挑み、背後に隠れたモダニティへの抵抗、戦後の「光」と「闇」を炙り出す斬新な戦後文化論の誕生。
序章 ノスタルジアと神話
 ―社会現象としての「昭和ノスタルジア」―

第Ⅰ部
第1章 記憶とナラティブ
第2章 記憶のポリティクスの発掘と救済
 ―ラディカル・デモクラシーのメディア学―

第Ⅱ部
第3章 「昭和ノスタルジア」をめぐる知的言説と「戦後」パラダイムの問題
第4章 外部としての「昭和」―東京タワー・未完性・喪―
 ―『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズと『東京タワー―オカンとボクと、時々、オトン―』―
第5章 叛逆への憧憬―「技術立国」の神話と構造―
 ―『プロジェクトX―挑戦者たち―』―
第6章 「陰画」の交錯―戦後の「闇」、偶発的な節合と炭鉱映画の系譜学―
 ―『フラガール』―
第7章 「自己像」と「自画像」の拮抗と恢復―大阪万博と「モラトリアム世代」―
第8章 「近過去へのクリティカルな執着」と言説空間の複数性
 ―「昭和ノスタルジア」が意味するもの―

エピローグ 世界と政治との節合

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