万葉民俗学を学ぶ人のために

万葉集研究と民俗学・考古学研究との総合。恋・手向け・住空間・袖・皮服・稲作・女性労働・禁忌・祟・墓など多様なテーマや方法を模索しながら歌の表現から生活の歴史を復元する万葉民俗学の可能性に向けて開拓者的チャレンジがいま始まる。

●万葉民俗学を構想する
万葉民俗学の可能性を探る／万葉民俗学を歴史的に位置づける

●万葉集から民俗を読み取る
恋と婚姻の民俗／手向けの民俗／住空間の民俗／領巾と袖の民俗／春は皮服を著て／稲作の民俗から「心意伝承」を垣間見る！／歌われた女性労働／万葉集の恋歌と禁忌／「祟」と卜占／墓と他界観の民俗

●鼎談　万葉民俗学ことはじめ

●万葉民俗学を構想するための文献目録

●《コラム》古語と民俗語彙／これは「民謡」ではない、でも … ／万葉の頃「艪」はなかった？／感性を研く