司馬遼太郎 旅する感性 (単行本)

司馬遼太郎 旅する感性
フォーマット:
単行本 電子書籍
著者 桑島 秀樹
ジャンル 日本語・日本文学
出版年月日 2020/03/20
ISBN 9784790717393
判型・ページ数 4-6・240ページ
定価 2,310円(本体2,100円)
在庫 在庫あり

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旅の想像力が未来へと疾駆する!

 

日本各地や朝鮮半島に日本人の祖形を探り、

アイルランドやオランダ、そしてアメリカに文明の起源をたずねた司馬遼太郎。

『街道をゆく』をつらぬく独自の感性を解き明かし、

行き詰まった現代社会のその先まで見晴るかす。

時空を超えた知と想像力の旅へといざなう、新たな歴史風景論。

 

――まえがきより

司馬遼太郎は「旅する感性」そのものだった。そうした思いから、この本は綴られている。ここでの「感性」とは、眼前の風景のなかに過去の歴史や人間を見抜き、それを現在に蘇らせることのできる力、というほどの意味だ。司馬のこうした手腕が鮮やかに刻印された作品こそ、約25年の長い歳月にわたって書き継がれた、歴史風景の再現紀行『街道をゆく』シリーズだと思う。

(webマガジン「せかいしそう」で、「まえがき」を全文読めます)
まえがき

序 章 司馬遼太郎の感性哲学

第一部 欧米篇――市民と文明の意味を問う
第一章 極西の島国から世界を眺める――「愛蘭土紀行」
第二章 ビジネス文明の誕生――「オランダ紀行」
第三章 移民のつくるアメリカ文明――『アメリカ素描』「ニューヨーク散歩」

第二部 東アジア篇――鉄・馬・古墳にみる文化往来の夢
第四章 半島と島の相互交流史――「湖西のみち」「韓のくに紀行」
第五章 日本海=出雲文化圏としての広島―「芸備の道」
補 章 司馬の見残した火山の風土――群馬・渋川金島のみち

終 章 いま『街道をゆく』を読み返す理由


あとがき

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