公共性の哲学を学ぶ人のために

公共性の哲学を学ぶ人のために
著者 安彦 一恵
谷本 光男
シリーズ 学ぶ人のために
出版年月日 2004/08/10
ISBN 9784790710714
判型・ページ数 4-6・346ページ
定価 2,420円(本体2,200円)
在庫 絶版

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現代社会の存立に不可欠な公的営為を根底から支えるものは何か。政治、経済、倫理あるいは環境、医療、科学技術、教育、家族、宗教、国家等の諸問題を〈公共性〉の観点から論じ、西洋思想史上の主要な立場に即して〈公共性〉について考察する。
●第I部 基礎理論的考察
1「みんなのもの」は誰のもの?
2 ニーズを論じ合うことは、どんな人間のつながりを創り出すのか
3 集合的アイデンティティは必要か
4 文化は閉ざし、文化は開く
●第II部 問題論的考察
1 誰がどのように環境問題に取り組むべきか
2 医療空間において自己決定はどのような位置にあるのか
3 学校を選べるようにすることを支えるものは何か
4 日本の家族はどうなるか
5 宗教に対して公はどのようにかかわるのか
6 異質な者とどのように共存するか
7 誰が誰の何を等しくするのか
8 国家の枠組みは超えられるか
9 みんなの問題はワタシの問題ではない!?
●第III部 思想史的考察
1 いかにして善き市民を育てるか
2 社会の絆を保障するものは何なのか
3 社会をつくる人間とはどのようなものか
4 正しさを語りうるために
5 共同に服しながら自由であるとはどのようなことか
6 何のための政治参加か
7 何がリベラルな社会を支えるのか

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