身体の社会学

フロンティアと応用

身体の社会学
著者 大野 道邦
油井 清光
竹中 克久
ジャンル 社会
シリーズ 世界思想ゼミナール
出版年月日 2005/07/25
ISBN 9784790711384
判型・ページ数 4-6・376ページ
定価 2,530円(本体2,300円)
在庫 絶版

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社会学は身体について何を語り、身体は社会学に何を語りかけるのか。身体と社会学との出会いから見えてくるものとは ― 。社会から身体へ、身体から社会への、「視界の相互性」(ギュルヴィッチ)に基づきつつ社会学の新たな展開をさぐる。
まえがき[大野道邦]
序章 パーソンズから「身体の社会学」へ[油井清光]

■理論編
第一章 身体論への知識社会学的断章 ― 「身体」という場所[三上剛史]
第二章 すれ違った二人の巨人 ― パーソンズとレヴィ=ストロース[大野道邦]
第三章 もうひとつのアメリカ社会学の可能性 ― シカゴ学派のnarrativeな方法[宝月誠]
第四章 身体の社会学の過去そして未来
        ― 研究アジェンダの確立[ブライアン・S・ターナー]
第五章 西洋におけるヨーガ、それとも西洋式ヨーガ?[アガタ・シュヴィエルゾフスカ]
第六章 マルセル・モースの身体論 ― 聖なるものなき道徳と呪術的身体[林大造]
第七章 身体社会学におけるゴッフマン理論[速水奈名子]
第八章 カリスマが身体と再びめぐりあう時 ― 身体・メディア・カリスマ[黒木茂浩]
第九章 組織の美学 ― 組織論と身体・感情・感覚[竹中克久]

■応用編
第一〇章 自殺論と安楽死論の出会うところ[山本道雄]
第一一章 メディアとしての健康 ― パーソンズの医療社会学[田村周一]
第一二章 現代終末期医療というメタフィジック[池永新]
第一三章 障害者とポスト近代社会のバイオ・ポリティックス[後藤吉彦]
第一四章 儀礼としての切腹 ― 身体、刑罰、シンボルを中心に
        [コルネーエヴァ・スヴェトラーナ・アレクサンドロヴナ]
第一五章 消費社会における学校制服 ― 一九七〇年代以降の展開[松田いりあ]

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