社会調査と権力

〈社会的なもの〉の危機と社会学

社会調査と権力
著者 田中 耕一
荻野 昌弘
ジャンル 社会
出版年月日 2007/03/30
ISBN 9784790712565
判型・ページ数 A5・242ページ
定価 3,960円(本体3,600円)
在庫 在庫僅少

この本に関するお問い合わせ・感想

社会調査の本質とは何か ― 福祉国家の終焉、グローバリゼーション、個人化、リスク社会、管理社会……〈社会的なもの〉のリアリティが急速に失われつつある現代社会において、いま求められる実践としての知のありかたを探る。
序章 〈社会的なもの〉の危機と社会調査[田中耕一]

●第I部 〈社会的なもの〉の変容と社会調査的な知
 第1章 リスク社会と知の様式 ― 不和と監視[三上剛史]
 第2章 保険と調査 ― もうひとつの社会調査史[小幡正敏]
 第3章 高齢者介護の計測と身体管理 ― 介護保険による身体へのまなざしの変容[寺田明代]

●第II部 社会調査は何を行っているのか
 第4章 薬害HIV感染被害問題調査のリフレクシヴな理解[山田富秋]
 第5章 曖昧さのない質問を行うこと ― 相互行為のなかの情報収集[西阪 仰・川島理恵]
 第6章 心は直観的統計学者か? ― 実験心理学における確率統計モデルの採用[重田園江]

●第III部 科学的(社会学的)知と権力をめぐって
 第7章 冷戦下の社会科学と社会学 ― 近代化論を中心に[渋谷 望]
 第8章 科学的言説と権力 ― 身体と権力の奇妙な関係と科学的言説[田中耕一]
 終章 死と社会調査 ― いま求められている実践としての知とは何か[荻野昌弘]

あとがき
索引
執筆者紹介

シェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連書籍

同じジャンルの商品