自由市場資本主義の再形成と動揺

現代比較社会経済分析

自由市場資本主義の再形成と動揺
著者 堀林 巧
ジャンル 経済
出版年月日 2014/02/25
ISBN 9784790716150
判型・ページ数 A5・280ページ
定価 5,060円(本体4,600円)
在庫 在庫僅少

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新自由主義(自由市場資本主義)的社会経済システムの欠陥は、2008年の国際金融危機で明白となった。“大転換”はあるのか、世界はどこに向かうのか。ポランニーを継承する比較社会経済分析により明らかにし、将来世界を展望する。
序章 現代世界と比較社会経済分析
 ――本書の課題・方法・構成
Ⅰ 本書の課題
Ⅱ 本書の方法――現代比較社会経済分析
Ⅲ 本書の構成

第1章 ポランニーと現代比較社会経済分析
 ――社会と経済の分析視点
Ⅰ 『大転換』の論理
Ⅱ ポランニーの社会経済学の視点と特質
Ⅲ ポランニーの社会経済学と戦後先進資本主義社会経済分析
Ⅳ ポランニーと共産主義およびポスト共産主義分析
Ⅴ ポランニーを継承する現代比較社会経済分析

第2章 戦後先進国資本主義の比較社会経済分析
 ――経済・福祉システムの動態と多様性
Ⅰ 資本主義と福祉システム
Ⅱ 戦後黄金時代の先進国の資本主義と福祉システム
Ⅲ 高度成長終焉以後の先進資本主義と福祉システムの分岐
Ⅳ 冷戦終結以後の先進国資本主義と福祉システム
Ⅴ 先進国における自由市場資本主義の再形成と現在

第3章 ポスト共産主義の比較社会経済分析
 ――中東欧資本主義化と生活保障システムの変容
Ⅰ 共産主義崩壊を捉える視点
Ⅱ ポスト共産主義諸国の資本主義分析――移行論と多様性論
Ⅲ 中東欧の資本主義化過程
Ⅳ 中東欧諸国民の生活と生活保障システムの変容
Ⅴ 危機の時代の中東欧――2008年以後
Ⅵ 中東欧資本主義の特質・多様性・課題

第4章 欧州建設の社会経済分析
 ――EU社会政策と東方拡大の関係を中心に
Ⅰ 欧州建設の社会的次元――欧州社会政策の歴史と現状
Ⅱ EU東方拡大の政治・経済・社会的次元
Ⅲ 埋め込まれた新自由主義とEU東方拡大・拡大EU
Ⅳ 社会的欧州実現に向けて

終章 自由市場資本主義の特質と現在の世界
 ――大転換に向けて
Ⅰ 自由主義資本主義とは何か
Ⅱ 現在の世界経済の構図と比較社会経済分析
Ⅲ 大転換に向けて――本書の結び

参考文献
あとがき
索引

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