『キャリアに活かす雇用関係論』セミナー開催!(12/5東京)

法政大学大学院フェアレイバー研究所
第9回公開セミナー

テーマ:「ジェンダーの視点から働くことの仕組みを学べる『キャリアに活かす雇用関係論』を巡って」

日時:2025年12月5日(金)15:15~17:15
報告:駒川智子(北海道大学教授) 
コメンテーター:小林 仁(北海学園大学非常勤講師)
司会:林大樹(一橋大学名誉教授)
場所:法政大学市ヶ谷キャンパス大内山校舎8階801番教室
   及びZOOMによるハイフレックス(対面とオンライン併用)開催
参加費:無料
主催:法政大学大学院フェアレイバー研究所
参加方法:以下の申し込みフォームにご記入ください。
     https://forms.gle/GiCpDv6TDmhyfTPGA

【開催趣旨】
 「労働教育実践の実体と効果的な教育方法についての調査研究」は本研究所が掲げる主要な取り組みであるが、本セミナーでは、労働教育実践における基本的なツールである教科書に注目する。

 近年のわが国の労働教育の領域を俯瞰すると、ワークルール教育など労働法関連教科書のラインナップは充実しているようにみえるが、法学以外の労働教育の教科書については、残念ながら、使いたいと思う教科書があまり多くないように感じられる。

 例外は2024年1月に発行された駒川智子・金井郁編『キャリアに活かす 雇用関係論』(世界思想社)である。同書に新時代の労働教育教科書の可能性を見いだせるのではないかと思う。

 編者によれば、同書は学生のみなさんが働くときに必要な知識や対応を学び、思考力を獲得することをねらいとしており、工夫した特徴が二つあるとしている。一点目は、読者を主人公とした、就職活動から始まる職場での成長物語として構成していること。二点目は、各章で男女別のデータを紹介し、ジェンダーの視点から働くことの仕組みを学べることである。

 なお、本書のユニークな点は他にもある。「労働の未来を考える」と題する終章では、各章をとおして明らかになった問題を整理し、問題を是正する方向性をまとめ、最後に、労働の未来に向けて大きな視点から編者の見解が力強く語られ、教科書らしくないフィナーレを飾っている。

【プログラム】
開会あいさつ(約5分)
駒川先生の報告(約60分)
司会とコメンテーターによる質疑(約30分)
会場およびオンラインの聴講者からの質疑、感想、意見等(約20分)
閉会あいさつ(約5分)

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