「サイエンス」であるはずの医学に、なぜ文化による違いが現れるのか。アメリカ人の医学ジャーナリストとして精力的に活動する著者が、フランス・ドイツ・イギリス・アメリカ合衆国の四カ国を俎上にのせて展開する、斬新な比較医療文化論。
日本語版への序
謝辞
序
第一章 医学に国境はないか?
第二章 医学の中の文化バイアス
第三章 フランス ― デカルト的思惟とテラン(体質)
第四章 西ドイツ ― 今なお残るロマン主義の面影
第五章 イギリス ― 倹約性、経験主義、我慢強さ
第六章 アメリカ合衆国 ― 機械の中のウイルス
第七章 もっと変化を …
訳者あとがき
索引