ボランティア学を学ぶ人のために

阪神・淡路大震災を機にボランティア活動は身近なものとなった。本書は、災害救援だけでなく、社会福祉、開発支援等きわめて多岐にわたるボランティア活動の全般について、その思想的背景、現状、動向、課題を示し、将来の方向性を提案する。

まえがき（内海成治）
I　ボランティアに関する基本的諸問題
　１　ボランティアの思想（入江幸男）
　２　ボランタリーな活動の歴史的背景（山岡義典）
　３　ボランティア団体の組織と運営（早瀬 昇）
　４　変革期の行政とボランティア（佐野章二）
　５　教育とボランティア（内海成治）
II　ボランティア活動―国内編
　１　災害とボランティア（草地賢一）
　２　高齢者とボランティア（森定玲子）
　３　障害者とボランティア（石田易司）
　４　情報とボランティア（水野義之）
III　ボランティア活動―国際編
　１　開発・人権とボランティア（村井吉敬）
　２　開発NGOとボランティア（中田豊一）
　３　難民・災害医療とボランティア（菅波 茂）
　４　青年海外協力隊と国連ボランティア（金子洋三）
IV　海外のボランティア活動
　１　ヨーロッパのボランティア活動（河島伸子）
　２　アメリカのボランティア活動（岡部一明）
あとがき（入江幸男）
●　索引