法律ラテン語を学ぶ人のために

法律に関わるラテン語文解読のための画期的な技法書。長年ローマ法研究に従事してきた筆者が編み出した語尾逆引表を駆使して、法律ラテン語格言を解読する方法を紹介する。ラテン語文を読み解かなければならないジュリストたちのための一冊。

まえがき
第１章　ラテン語のアウトライン
　１　ラテン語のイメージ／２　ラテン語の構造／３　ラテン語の文字
　４　ラテン語の発音／５　ラテン語の母音の長短／６　ラテン語のアクセント
　７　ラテン語の語順／８　ラテン語の文法書／９　ラテン語の辞書
　10　まとめ／11　法律ラテン語の特徴／12　ラテン語文法図解
　13　ラテン語文法の七つのルール／14　ロマンス語のこと
第２章　法律ラテン語文法のエッセンス
　１　動詞 ― ラテン語文法の中軸として／２　動詞族探訪
　３　名詞 ― そのいくつもの面相／４　形容詞 ― 名詞の仲間として
　５　代名詞 ― 法律ラテン語文のキー・ワードとして
　６　動詞の一族 ― 法律ラテン語を内容豊にするものとして
　　■A．不定法 ■B．分　詞■ C．動名詞・動形容詞
　７　絶対的奪格（ablativus absolutus）
　８　接続詞・前置詞・副詞・数詞 ― 不変化詞グループ
第３章　法律ラテン語文を読み解く
　１　法律ラテン語格言のこと
　２　凡　　例／３　文章読解の技法
　４　三語格言の研究 ― 肩ならしとして
　５　サンプル文型の解析／６　長文解析の例
　７　『カトリック教会法典』・『カトリック新教会法典』を読み解く
　　■A．序　論 ■B．ラテン語読解
　８　［イン・ドゥビオー・プロー・レオー〈In dubio pro reo〉］原則を読み解く
付　録（APPENDIX）
　　A．動詞変化表　B．語尾逆引表
●索　引