健康不安の社会学
健康社会のパラドックス
「もっと健康に」なれば安心できる? 現代社会は、健康を至上の価値とし、健康を生きがいとして追いつづける「健康社会」である。「健康社会」では、つねに新たな健康の基準が生み出され、人びとの「健康不安」が解消されることはない。
▼I 健康不安の時代
第1章 健康観の変化
1 所与としての健康 2 無限追求目標としての健康 3 前近代から近代へ
第2章 社会の健康化
1 疾病対策の確立 2 生活環境の整備 3 教育環境の整備
4 労働環境の整備 5 医師の養成、病院の開設 6 「国民の健康」の成立
第3章 健康の社会化
1 ミクロな健康 2 マクロな健康 3 ミクロとマクロの融和 4 病人の役割
第4章 健康と病気の四類型
1 不安としての健康 2 くるいの対立 3 怠けと逃避
4 安心としての病気 5 カテゴリーの収斂
第5章 健康不安の湧出
1 社会的な健康水準の向上 2 生活の中での健康づくり
3 国民の健康づくり 4 健康の喪失 5 健康不安の湧出
第6章 健康不安の再生産
1 医学・医療 2 メディア 3 医療生産 4 健康産業
▼II 健康不安の意識構造
第7章 健康不安の意識
1 健康不安を抱く人々 2 健康不安が与える影響
3 特異な意識 4 健康不安の意識構造
第8章 健康不安健康観、人生観
1 健康至上主義 2 「太く短い人生」と「細く長い人生」
3 健康不安と健康観、人生観の結びつき
第9章 嗜好の意識
1 嗜好品の摂取状況 2 嗜好品摂取と健康不安
3 嗜好品摂取と健康観・人生観 4 嗜好品摂取者からの問いかけ
▼III 健康不安からの脱出
第10章 健康社会における排除と画一化
1 伝染病患者の排除 2 不潔、不健康の排除 3 他者排除 4 自己排除
第11章 健康社会のパラドックス
1 健康社会の行き着く先 2 パラドックスの社会
第12章 新しい健康観を求めて
1 パラドックスの克服 2 安らかな死への願い
3 ミクロな健康への問いかけ 4 「早期発見の幸せ」と「手遅れの幸せ」
第1章 健康観の変化
1 所与としての健康 2 無限追求目標としての健康 3 前近代から近代へ
第2章 社会の健康化
1 疾病対策の確立 2 生活環境の整備 3 教育環境の整備
4 労働環境の整備 5 医師の養成、病院の開設 6 「国民の健康」の成立
第3章 健康の社会化
1 ミクロな健康 2 マクロな健康 3 ミクロとマクロの融和 4 病人の役割
第4章 健康と病気の四類型
1 不安としての健康 2 くるいの対立 3 怠けと逃避
4 安心としての病気 5 カテゴリーの収斂
第5章 健康不安の湧出
1 社会的な健康水準の向上 2 生活の中での健康づくり
3 国民の健康づくり 4 健康の喪失 5 健康不安の湧出
第6章 健康不安の再生産
1 医学・医療 2 メディア 3 医療生産 4 健康産業
▼II 健康不安の意識構造
第7章 健康不安の意識
1 健康不安を抱く人々 2 健康不安が与える影響
3 特異な意識 4 健康不安の意識構造
第8章 健康不安健康観、人生観
1 健康至上主義 2 「太く短い人生」と「細く長い人生」
3 健康不安と健康観、人生観の結びつき
第9章 嗜好の意識
1 嗜好品の摂取状況 2 嗜好品摂取と健康不安
3 嗜好品摂取と健康観・人生観 4 嗜好品摂取者からの問いかけ
▼III 健康不安からの脱出
第10章 健康社会における排除と画一化
1 伝染病患者の排除 2 不潔、不健康の排除 3 他者排除 4 自己排除
第11章 健康社会のパラドックス
1 健康社会の行き着く先 2 パラドックスの社会
第12章 新しい健康観を求めて
1 パラドックスの克服 2 安らかな死への願い
3 ミクロな健康への問いかけ 4 「早期発見の幸せ」と「手遅れの幸せ」