絶対無の哲学

西田哲学研究入門

絶対無の哲学
著者 花岡 永子
ジャンル 哲学・思想・宗教
シリーズ 世界思想ゼミナール
出版年月日 2002/01/10
ISBN 9784790709138
判型・ページ数 4-6・264ページ
定価 2,090円(本体1,900円)
在庫 在庫あり

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環境倫理、生命倫理そして情報倫理といった現代的諸問題に対処するためには、思考の基盤として「絶対無」のパラダイムが欠かせない。西田哲学を中心とする東洋的思惟の特質を紹介することにより、西欧哲学の行きづまりを打開しようとする試み。
はしがき
第I部 絶対無の哲学の意義
 第1章 西田哲学における「絶対無の場所」の論理をめぐって
 第2章 「自己と世界」の問題
   ― 西田哲学を介して ―
 第3章 新しい宗教哲学の問題
   ― 西田・田辺・西谷の宗教哲学を介して ―
 第4章 現代における「絶対無」の哲学の意義
第II部 絶対無の表現の問題
 第1章 表現の問題
   ― 西田哲学と田辺哲学を介して ―
 第2章 哲学における「同一性」と「自己同一性」の問題
   ― ハイデッガーと西田幾多郎の哲学を介して ―
 第3章 神の概念の問題
   ― 世界の対話の中で ―
 第4章 二十一世紀の宗教哲学
   ― 西田と田辺の哲学を介して ―
第III部 絶対無に働く霊性
 第1章 霊性の問題
   ― 二十一世紀に向けて ―
 第2章 癒しの問題
 第3章 「過程」と「場の開け」の問題
   ― ホワイトヘッドと実存哲学を介して ―
 第4章 有機体の哲学における時と永遠の問題
   ― ハイデッガーの実存哲学との比較において ―
初出一覧
●人名・書名索引/事項索引

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